2018年から2020年までの約2年間、「目立った値動きをしなかった」という様子だったノンデイトのサブマリーナ、14060M。
5桁ノンデイトといえば、一時は「デイト(16610)よりも高い」という様子を見せていたぐらい勢いがあったわけですが、なぜだか2018年から2年以上もの間「目立った値動き」をしていない様子だったのです。
ただ、2020年10月になるとそういった様子が変化。当時といえばサブマリーナの一斉モデルチェンジによって、多くのサブマリーナ相場が上昇したという様子がありましたが、この14060Mもその影響によって変化したのかもしれません。
14060Mは2020年6月の段階で、約74万円だったのが、同年10月には約84万円。ですから、この時点では「10万円の上昇」をしたということになります。
これは、「久々に目立った値動き」といえた様子だったわけですが、その時点では「10万円の上昇」ということが、14060Mにとって大きな変化ということになります。まして、それが「2年ぶりの大きな変化」といった状況だったわけです。
しかし、そんな14060Mは今、さらなる上昇となっている様子。
現在、この14060Mのボトム価格は、約97万円という水準に達しているのですが、これは2020年10月水準と比較して約13万円の上昇であるのです。
14060Mは、2018年⇒2020年10月において「10万円の上昇」だったわけですが、今となってはそこからさらに13万円の値上がりという様子に変化。やっと、かつてのノンデイトらしい値動きが復活したような感覚だといえます。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年10月 の安値 |
2021年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 14060M |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥844,800 | ¥978,800 | 134,000 | 115.86% |
さて、そうなると気になるのは、現在「“デイト”よりも“ノンデイト”のほうが高いのか」ということだといえます。
では、そんな“デイト”の16610はどういった水準かというと、現在約89万円というボトム価格。実に、16610よりも16040Mのほうが高い状況になっているのです。
また、「M」でないほうの14060を見ても、16610よりも高いという状況に変わりないため、現在5桁サブマリーナにおいては、「“デイト”よりも“ノンデイト”のほうが高い」という状況だといえます。
前回、「デイトのほうが高い」となったのは、2018年12月のことですから、「ノンデイトのほうが高い」という現象は、約2年半ぶりのことだといえるでしょう。