2016年に「スポーツ系」に電撃移籍したエアキング116900は、デビュー時こそ大きな注目度となったものの、その後はあまり値動きしないという傾向がありました。
けれども、そんな116900は、2020年1月頃から「異変が起こっている」という様子が見られるようになります。
116900は、2017年秋から長らく60万円前後といった水準が続いていたわけですが、2020年1月には約66万円という水準に変化していました。
また、同年9月には、ボトム価格が70万円台中盤にまで上昇。その際、約75万円という水準に達したわけですが、中古相場がこのような状況となるのは、2016年のデビュー以来、最も高い相場だといえました。
そして、そんな116900は、2021年5月の今、再び目立った上昇となっている様子があります。
現在水準は、なんと約88万円(ABランク以上)という状況に達しているのですが、これは2020年9月水準と比べて約12万円の上昇であるのです。
2020年9月に70万円台中盤となった変化を見せた時含め、これまで116900の値動きが『10万円以上の上昇』となることを見たことがないため、今回の値動きは、116900にとって、過去最大級に大きな動きだといえるかと思います。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年9月 の安値 |
2021年5月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エアキング 116900 |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥759,900 | ¥884,667 | 124,767 | 116.42% |
そして、そういった値動きと同時に、この116900は『70万円台⇒80万円台』という価格ステージの変化を遂げたわけです。
こういったステージの変化も、これまでの116900の事例からすると、かなり早いといえるわけで、これまでとは違う勢いとなっている様子に驚きます。
116900といえば、ミルガウス含め、今年の新作発表時に「生産終了」となる可能性が噂されましたが、結局、新作発表時にそういったことは起こらず今に至ります。
これは、プラス要素とはいえないわけですが、そうでありながらも116900は、現在目立った上昇となっているわけですから、「なぜ値動きしているのか」という答えは、現時点では「謎」としかいいようがありません。
とはいえ、この116900と同じムーブメントを搭載しているミルガウスも、近頃上昇している様子があるわけですから、この値動きには「何らかの理由」があるのでしょう。
考えられることとしては、
といったところだと思います。