2018年頃から、限定モデルの値動きが目立っているオメガ。
通常、限定モデルは「あまり評価されない」という傾向がありますが、オメガの限定モデルは特に2018年以降、評価されている傾向があるのです。
その中でも、特に目立っているのが、この3578.51。これは、文字盤のインダイヤルにスヌーピーが描かれた限定モデルなのですが、2018年12月に100万円以上という水準に達しています。
ただ、その後はあまり目立った動きとなっておらず、2019年上半期には、他の人気モデルのように「派手に動く」ということがなかったといえます。
とはいえ、その後の2019年夏⇒2020年夏の断続的な下落トレンド時において、派手に下落するといったこともありませんでした。
そうしたことから、このスヌーピー3578.51は、2018年冬頃から2020年秋頃まで、100万円程度といった水準が続いていたとなるでしょう。
そんなスヌーピー3578.51ですが、2020年11月には久々に派手に動くという様子に変化。この際、約139万円という水準に達したのですが、これは「半年で約33万円の上昇」という値動きでした。
この頃から、スヌーピー3578.51の値動きが再び活発化したといえ、その後も3578.51は目立った上昇となっています。
今年2021年3月には、約157万円というボトム価格になったのですが、この際「ボトム価格の個体を除くと、他は200万円以上」という水準になっていました。
さて、そんなスヌーピー3578.51ですが、今回もまた「派手な値動き」となっている様子があります。
3578.51のボトム価格は、現在なんと約241万円という水準に達しているのですが、これは3月時点のボトム価格に対して、約83万円の上昇という値動きであります。
また、3月時点では、「ボトム価格の個体以外は200万円以上」となっていたわけですが、仮に200万円を3月水準としたとしても、40万円以上の上昇という動きであるのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年3月 の安値 |
2021年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オメガ
スピードマスター プロフェッショナル 3578.51 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥1,578,000 | ¥2,417,800 | 839,800 | 153.22% |
3月の約157万円という水準と比較した場合、この3578.51は『3ヶ月で約83万円の上昇』という値動きを見せたわけですが、こういった値動きは、オメガにおいて過去最大級に派手な値動きといえるかもしれません。
オメガの腕時計は、人気がある一方で、ロレックスのような「レア感」といったイメージのモデルが少なく、価格面含めて、高級腕時計としては「手に入りやすい」という印象があるわけです。
そのため、多くのモデルの値動きが「ロレックス並」とはならないわけですが、このスヌーピー3578.51に関しては、「ロレックス並」どころか、「デイトナ並」といった感覚に達しているといえます。