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現在相場考察

これまでとは打って変わった様子、カラトラバ5000R

2021年6月18日更新
パテックフィリップのカラトラバについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年2月の安値と2021年6月の安値を比較し現在相場を考察。この0年4ヶ月での変動は¥180,000だった。

カラトラバ 5000Rについての考察(2021年6月)

2000年前後といった時代に現行だったカラトラバ5000

ケース素材のバリエーションは、WG、YG、RGがありますが、最もレアだといえるのがRGの5000R-001であります。

WGやYGがそうであるように、5000といえば黒文字盤というイメージですが、この5000Rだけにピンク文字盤が採用。RGにピンク文字盤という配色は魅力的だと思います。

しかし、魅力的といっても、これまで5000R「欲しいと思っても物理的に買うことができない」という傾向があったのです。

なぜなら、中古が売り出される頻度が年に1回かそれ以下といった状況だったからです。

「高すぎて買うのを躊躇する」ということではなく、「売っていないから物理的に買うことができない」というのが、これまでの5000Rだったわけです。

しかし今、なんとそんな5000R複数本売り出されるという様子になっているのです。

前回、この5000Rを取り上げたのは今年、つまり2021年2月ですが、その前に中古売出しがあったのは、どうやら2018年4月。つまり、2月時点では「約2年ぶりに登場」といった様子だったわけです。

そうなると、次にこの5000Rが売り出される様子を見かけるのは、早くとも1年後ぐらいかと思われるわけですが、意外にも、4ヶ月後というタイミングで出てきたわけです。

しかも、それが1本ではなく複数本。ですから、現在の5000Rの様子は、これまでとは打って変わった様子だといえます。

また、相場についてもそれなりに動いている様子。

2月時点では、5000R158万円でしたが、現在のボトム価格は176万円となっています。

本記事で参考とした中古腕時計

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パテック・フィリップ PATEK PHILIPPE カラトラバ 5000R ピンク文字盤 中古 腕時計 メンズ

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年2月
の安値
2021年6月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
カラトラバ
5000R
中古 0年
4ヶ月
¥1,580,000 ¥1,760,000 180,000 111.39%

今回カラトラバ5000Rは、4ヶ月で18万円の上昇という値動きを見せたわけですが、このような値動きは以前よりも「派手」という印象があります。

実際、カラトラバ「4ヶ月で18万円」という値動きをするモデルはそこまで多くないわけですから、そういった面からも「派手な値動き」という印象になります。

なお、この5000RはYGの5000Jよりもレアという要素があるわけですが、これまではYGとあまり相場が離れていないという傾向がありました。

しかし、今回の値動きによってそういったことも変わっています。

5000Rは現在170万円台となったわけですが、5000J140万円台で購入可能という様子。ですから、今、5000においてRGとYGとの差は、数十万円単位という状況になったということになります。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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