2005年にこの時計が出るまで、ラジオミールというシリーズはパネライの中で金無垢オンリーという高級モデルの役割を担っていました。(限定クロノやブラックシールを除く)しかし、そこに「ベース」という名が表す通り「ルミノールベース」のラジオミール版が出現。ラジオミールはそれまでとは違い、一気にカジュアルなモデルとなりました。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2009年11月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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オフィチーネパネライ
ラジオミール PAM00210 |
中古 | 6年 9ヶ月 |
¥278,000 | ¥386,640 | 108,640 | 139.08% |
手巻き裏スケでこの形だと非常にドレッシーなイメージになりますが、実際は「ベース」ですからカジュアル寄りなモデル。
ちなみに、ラジオミールですから「ベース」でも金無垢モデルのPAM00231も存在。
ピンクゴールドを採用というのがかつてのラジオミールに近い雰囲気で非常にかっこ良いモデルです。
そして、そっちがあるという前提でこのPAM00210を見ると結構アリかと思います。
しかし、同じベースでもルミノールのほうは革ベルトとラバーベルト両方が楽しめるのにこの時計の場合は革ベルトのみ。
一時期はルミノールより高かったラジオミールベースですが、現在相場はほぼ同じかこちらのほうが安いといった感じです。
2009年に27万円ぐらいだったこのラジオミール、同じ頃ルミノールベースのほうは25万円を切る相場でした。
ルミノールベースのほうがより安い状態からより高くなっているので「儲かった感」が強いですが、それでも10万円以上の値上がりを果たしているラジオミールベース。
ちなみに2007年には36万5000円だったので、現在とほぼ変わらない相場です。
最近のモデルPAM00380は裏スケでなかったりシンプルでなかったりするため、究極シンプルなこのPAM00210でしか味わえない所有満足感もあったりします。