2020年夏頃からK18腕時計の上昇トレンドが発生していますが、現在、またそのような様子が活発化してきている印象があります。
というのも、デイデイトの上昇事例が多くなっているからで、特にこの18238のようなオーソドックスな存在の値動きは、K18腕時計の目立った上昇第二の波といった印象になります。
この18238が大きく値動きしたのは、2020年11月だったのですが、それまで18238は長らく120万円前後という水準が続いていました。それが2020年11月に、約147万円という水準に変化したわけですから、「K18腕時計の上昇トレンド」による影響が分かりやすかった事例だといえます。
そして、そんな18238は今、再び目立った上昇となっているのですが、現在水準はどうなっているかというと、なんと約198万円に到達しているのです。
ちなみに、現在ダイヤ文字盤の18238Aなどには、18238通常文字盤よりも安価という個体がある状況。こういったことは、116509や116528が上昇したときでも発生したわけですが、なぜだかK18モデルが目立った上昇となる際、「通常文字盤がダイヤ文字盤よりも高くなる」ということが起こるという傾向があるように感じます。
先のように18238は、これまで120万円前後といった感覚だったわけですから190万円台となるのは「かなり高くなった」という印象です。
実際、これまで190万円台といった価格帯は、118238など新しい世代という印象だったわけですから、18238がかつての118238並の価格になるといのは驚きだといえます。
そして、今回の値動きは、2020年11月からの7ヶ月で約50万円の上昇という規模。これまで、このような値動きは、人気の現行スポーツモデルが主といった感覚があったかもしれませんが、オーソドックスな上級モデルである18238でもそういったことが起こったわけです。
ですから、やはりこの『7ヶ月で50万円高』というデイデイト18238の値動き、K18腕時計の上昇トレンド、第二の波といった感覚になります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年11月 の安値 |
2021年6月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイデイト シャンパン文字盤 バーインデックス 18238 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥1,478,000 | ¥1,982,200 | 504,200 | 134.11% |
さて、そうなるとデイデイト以外のK18ロレックスの値動きも気になるわけで、特に2020年夏過ぎといった時代に上昇していたモデルが、現在どうなっているのか興味深いといえます。
では、実際どのような様子なのかというと、現状では「デイデイト以外はあまり目立った値動きとはなっていない」というのが答えでした。
もちろん、GMTマスター2の116718LN緑文字盤、デイトナ116509のように、かなり派手な上昇となっているK18もありますが、サブマリーナ116718LNやLBといったK18モデルの上昇はあまり起こっていないという様子であるのです。
また、その他にも、2020年夏過ぎといった時期に目立った上昇となっていたK18モデルとして、デイトナ116528などがありますが、それらも「ここ最近特に目立った値動き」とはなっていない様子です。
その一方で、デイデイトは値動きしているモデルが多く見られるため、現在の様子は「デイデイトが評価されている」のか、「K18上昇トレンドの第二の波が始まろうとしている」のか、見極めが難しいところだといえるかもしれません。