アクアノートの5167/1Aといえば、このところ目立った上昇をするモデルという印象があり、実際パテックフィリップの中では早い段階から『回復⇒上昇』となっている様子があります。
ノーチラス5711/1Aが一気に上昇し1000万円以上という水準に到達したのは今年になってからでありますが、アクアノートは2020年の段階から「回復」となっていたわけです。
そして、その後も順調に上昇という様子を見せており、中でもこの5167/1Aの値動きは「ずっと元気」という状態が続いています。
ノーチラス5711/1A-010については、4月、5月といった頃から変化なしという様子となっていますが、このアクアノート5167/1Aは4月から現在までにかけて大きな変化となっているのです。
この5167/1A-001の4月水準は、545万円でしたが、7月現在はどうなっているかというと、なんと625万円という状況にまで変化。つまり、この3ヶ月での変動額は「80万円の上昇」となるわけです。
アクアノートの5167/1A-001が600万円台になったということに驚くわけですが、それと同時に、ノーチラスの大きな変化がない中、アクアノートが目立って上昇ということもインパクトがあると感じます。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年4月 の安値 |
2021年7月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
アクアノート 5167/1A-001 |
中古 | 0年 3ヶ月 |
¥5,450,000 | ¥6,250,000 | 800,000 | 114.68% |
なお、「ノーチラスが動かない一方で、アクアノートが動く」という現象は、冒頭でもお伝えしたように、2020年夏過ぎにも見られた現象であります。
とはいうものの、5711/1Aが1000万円以上という水準に「ガバッと上昇」して以降は、事情が変わったともいえるわけで、「アクアノートがだけが動く」という現象が再び起こったということは驚きだといえます。
そして、その結果アクアノートの5167/1A-001はついに600万円台という価格ステージに到達してしまったわけで、これまでとは「かなり違った価格帯」になってしまったといえます。
そういったことは、545万円という水準になった4月時点でも強く感じられたわけですが、今回もまた同じように“びっくり”という気持ちになります。
実際、ノーチラス5711/1Aが400万円台となっていた2017年11月において、このアクアノート5167/1Aは約230万円で購入可能だったわけです。
そして、その後もそこまで目立った上昇とはならず、「2019年上半期」に該当する2019年4月水準をもってしても353万円という水準でした。もちろん、353万円となった際は「それより前と比べて随分高い」という感覚だったわけですが、それでも350万円台という価格帯だったわけで、ノーチラスと比べると「安い」という状況でした。
しかし、今では5167/1A-001は625万円という水準。これは、2020年6月の5711/1A-010水準と比べてもそこまで大きな差がありません。
実際、2020年6月の5711/1A-010水準は約665万円。つまり、1年前のノーチラス青文字盤と、現在の5167/1A-001との差は40万円程度となるわけです。