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現在相場考察

半年間で40万円ほどの上昇、オーバーシーズ47040/B01A-9094

2021年7月19日更新
ヴァシュロンコンスタンタンのオーヴァーシーズ47040/B01A-9094について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年1月の安値と2021年7月の安値を比較し現在相場を考察。この0年6ヶ月での変動は¥405,000だった。

オーバーシーズ 47040/B01A-9094についての考察(2021年7月)

今年1月時点で、「2年に1度の値動き」と指摘した2代目オーバーシーズの3針黒文字盤47040/B01A-9094

実際、それ以前の値動きをみると、「2年に1度、10万円単位の変動をする」という傾向があったわけです。

今年1月時点の47040/B01A-9094水準は、約134万円でしたが、2019年9月時点では約119万円。上昇しているものの、そのスピードは「ゆっくり」という感覚だったといえます。

実際、この時期までオーバーシーズは、他のモデルを含め「動かない」という傾向があったため、「2年に1度は動く」というこの2代目は、オーバーシーズとしては優秀なほうでした。ロイヤルオークでいうならば、15400STのようなポジションといえるかもしれません。

ただ、そんなオーバーシーズは、今年2021年になると、それまでとは打って変わって「派手に値動きする」という状況へ変化します。

ノーチラスにとっての2017年ロイヤルオークにとっての2018年が、まさにオーバーシーズ2021年だといえます。

さて、そうなると、以前からオーバーシーズとしては“値動きするほう”のモデルだった、この2代目黒文字盤はどうなっているかが気になります。

1月時点では、「2年に1度、10万円単位の値動き」にとどまっていたわけですが、それから今にかけてオーバーシーズの状況はかなり変化しています。

では、そんな2代目黒文字盤、47040/B01A-9094がどうなっているかというと、現在ボトム価格は、なんと175万円という水準に達しています。

1月時点では、約134万円だったわけですから、半年間で40万円ほどの上昇となったことになります。

そういった意味では、この47040/B01A-9094は、今や「2年に1度の値動き」という状況から完全に脱したといえるわけです。

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年1月
の安値
2021年7月
の安値
変動額 残価率
ヴァシュロンコンスタンタン
オーバーシーズ
47040/B01A-9094
中古 0年
6ヶ月
¥1,345,000 ¥1,750,000 405,000 130.11%

この47040/B01A-9094のこれまでの値動きを復習すると、

  • 2017年2月 約99万円
  • 2018年8月 約116万円
  • 2019年9月 約119万円
  • 2021年1月 134万円
  • となります。

    2017年2月⇒2021年1月の約4年間でも35万円ほどの変動に過ぎなかったわけですから、「半年で約40万円の上昇」となった今回の値動きは、過去とは完全に違う動き方だといえます。

    そういった意味では、今回の2代目オーバーシーズの値動きからも、やはり2021年がオーバーシーズの転換期だといえるわけで、他のオーバーシーズ同様“らしい値動き”をしたと感じます。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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