2007年に電撃的な復活を遂げたミルガウス。このミルガウス、復活というとおり一旦は廃止となったモデルのため5桁リファレンスのモデルはありません。4桁リファレンスの1019こそ90年代後半の時計ブームの際に200万円近いびっくり価格となったアンティークロレックスの象徴的存在。ちなみに1019が現行当時の定価は約30万円です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2012年7月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ミルガウス 黒文字盤 116400 |
中古 | 4年 1ヶ月 |
¥388,000 | ¥518,400 | 130,400 | 133.61% |
そんな需要を察知してか、6桁リファレンスモデルとして登場した新ミルガウス。
- 黒文字盤
- 白文字盤
- フチがミドリのグリーンガラス採用黒文字盤
の3種類が、2007年からラインナップ。
それまで幻のモデルだったイメージの強いミルガウスが復活というのは多くの時計ファンにとって大ニュースだったため、2007年当時多くのモデルが新品プレミア価格で販売されていました。
一番人気はグリーンガラスの“GV”がつくモデル。
高い時では140万円という相場でした。
しかし、現状を見る通り、現在6桁リファレンスのミルガウス相場は結構落ち着いています。
というより、グリーンガラス以外のモデルに関して2010年前後では30万円後半という相場が当たり前でした。
2007年に出てから約1年ちょっとで急激な値下がりとなったミルガウス。
しかし、その安い時期に買ってさえいれば、10万円以上の値上がりをしてくれたのです。
ちなみに、グリーンガラスはいつの時代もプラスアルファ高い相場ですが、白文字盤と黒文字盤の価格差はほぼ無いと言ってよいでしょう。
白文字盤のほうが安い時もあれば黒文字盤が安い時もあります。
今現在は黒文字盤のほうが安い模様。
1019だと黒文字盤のほうが高いだけに、黒文字盤が安いという116400はお得感があります。
また、現在値上がりしたとはいえ、他のスポロレと比べると値上がり率は高くありません。
かつてはサブマリーナ16610より高いのが当たり前のミルガウスですが、現在相場だと16610と同程度です。
ということでミルガウスは現在相場において金無垢ヨットマスターと並びお買い得傾向スポロレといって良いでしょう。
今スポロレを検討する場合、気にすべき1本です。