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現在相場考察

ガバっと上昇した、デイトナビーチ青116519

2021年8月2日更新
ロレックスのデイトナ116519について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年1月の安値と2021年8月の安値を比較し現在相場を考察。この1年7ヶ月での変動は¥6,000,000だった。

デイトナビーチ 青 116519についての考察(2021年8月)

ロレックスデイトナは、2000年に一斉モデルチェンジを受けましたが、その際登場したのがデイトナビーチ」です。

デイトナビーチは、青、黄、緑、ピンクという4つのラインナップから構成されているのですが、これらはセットというわけではありません。

ただ、デイトナビーチのキャラクターや、デビュー当時の紹介のされかたから、できれば4本セットで購入したいと思う方も多いでしょう。

実際、このデイトナビーチを見た筆者も、当時「4本全て欲しい」と思った一人です。

とはいえ、一見カジュアルに見えるデイトナビーチは超高級品。WGケースに天然素材文字盤という内容ゆえ、通常のK18モデルよりも高価という価格だったわけです。

ですから、2000年の段階から注目度が高かった反面、実際にこれを購入したという方は少数派だったといえます。

しかしながら、そんなデイトナビーチの現在相場を見ると、「あのとき買っておけば良かった」となるわけです。

とはいっても、この場合の「あのとき」とは2000年、すなわち20年前ではなく、たったの1年半ほど前。つまり、2020年1月で良いのです。

2020年1月といえば、「2019年上半期の上昇⇒断続的な値下がり」から、やや回復状況といった時期であるため、20年前はもちろん、5年前と比べても「それなりに高い時期」という感覚があります。

けれども、その時期デイトナビーチを買っていたならば、それから今にかけて、なんと600万円もの値上がり体験ができたのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ロレックス ROLEX コスモグラフ デイトナ ビーチ 116519 中古 メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年1月
の安値
2021年8月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナビーチ

116519
中古 1年
7ヶ月
¥3,980,000 ¥9,980,000 6,000,000 250.75%

デイトナビーチの「青」は、2020年1月に398万円という水準でしたが、2021年8月現在ではなんと998万円という水準にまで上昇。

これまでも、デイトナビーチは他のデイトナと比べて、相対的に高いという傾向がありましたが、2021年現在の様子は、これまでとは比べ物にならないぐらい「ガバっと上昇した」という感覚です。

冒頭でもお伝えしたように、デイトナビーチには、青、黄、緑、ピンクの4種類がありますが、時期によって「高いモノ」、「出ないモノ」は異なる傾向があります。

そして、デイトナビーチ全体という観点から、これまで見た最も高い水準は、「黄色」の2019年2月水準でした。

その際、「黄色」は400万円超えという水準になっていたわけですが、当時としてはこのような価格帯でも「驚くほど高い」という感覚だったといえます。

実際、この「青」に関しては、2020年1月時点でも400万円以上にはなっていなかったわけですから、やはりデイトナビーチにとっての400万円台は「高い」という感覚になるでしょう。

しかし、それが今となってはデイトナビーチは400万円台では“安かった”という状況へと変化。この「青」のボトム価格は、998万円ですが、「緑」も約814万円という水準になっているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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