腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

16523が200万円台になった、デイトナ16523白文字盤

2021年8月23日更新
ロレックスのデイトナ16523について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年10月の安値と2021年8月の安値を比較し現在相場を考察。この0年10ヶ月での変動は¥389,200だった。

デイトナ 白文字盤 16523についての考察(2021年8月)

2017年においてデイトナ16520は、当時の中古高級腕時計全体を牽引するかのように目立った上昇となっていました。

その一方で、16520のコンビモデルである、16523については、全くといっていいほど変動しない状況が続いていました。

2017年9月に16520200万円台に到達していた一方で、16523はほぼ変動せず、8月の段階で白文字盤は約103万円という水準だったのです。

ちなみに、2017年以前の16523白文字盤水準を復習すると、

  • 2016年08月:約88万円
  • 2016年11月:約96万円
  • 2017年03月:98万円
  • となります。

    2016年8月⇒2016年11月は上昇しているように見えますが、これは上昇というよりも「回復」といった様子だったといえます。

    2016年といえば、夏から秋にかけて下落トレンドが発生しましたが、この約88万円という当時の水準も、その下落トレンドによるものだったといえるわけです。

    ですから、2017年頃までにおいて、16523はいつの時期でも100万円ぐらいで購入可能という印象があったといえます。

    ただ、2017年11月頃から16523は「やっと変化した」という状況に変わり、それ以降は、派手ではないものの値動きする傾向となっています。

    そんな16523ですが、今年2021年からは「16523としては凄い変動」という状況に変化。それまでと比べてると「値動きする期間が短く、変動額も派手になる」という変化をしています。

    最初にそういった様子をお伝えしたのは、シャンパン文字盤でしたが、今年1月に155万円だったのが、5月時点で約181万円になるという変化をしていました。

    それまで、16523180万円台というボトム価格になるという様子は見られなかったため、なかなかインパクトのある値動きだったといえます。

    そして、そこから今にかけても16523は文字盤色に関係なく上昇が続いている様子。

    今回お伝えするのは白文字盤ですが、なんと今、この白文字盤は200万円台という水準に到達しているのです。

    本記事で参考とした中古腕時計

    ※広告が含まれる場合があります
    60回払いまで無金利 ロレックス コスモグラフ デイトナ 16523 ホワイト W番 中古 メンズ 腕時計

    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2020年10月
    の安値
    2021年8月
    の安値
    変動額 残価率
    ロレックス
    デイトナ
    白文字盤
    16523
    中古 0年
    10ヶ月
    ¥1,650,800 ¥2,040,000 389,200 123.58%

    前回お伝えした、2020年10月の白文字盤水準が約165万円だったわけですから、この10ヶ月で38万円ほどの上昇ということになるわけですが、これはここ6年間ぐらいの間における16523の値動きとして、最も派手といえるかもしれません。

    また、それと同時に凄いのが、16523200万円台になったという点です。

    16523には、いくつかの文字盤ラインナップがありますが、現時点で、最も安価な個体を例としても、その水準は200万円台であるのです。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
    本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。