今年4月に214270とともに生産終了が発覚したエクスプローラー2の216570。生産終了が発覚すると、これらエクスプローラー1&2は、軒並み上昇し、214270も、216570も130万円台という水準に達していました。
しかし、エクスプローラーの両者が、そういった相場だったのは、生産終了が発覚した2021年4月の一時だけだったわけで、「ガバッと」上昇した後は、緩やかに下落していったのです。
ただ、下落した後の相場は比較的不安定な状況が続き、そういった傾向は、214270でも216570でも同様でした。
そして、8月ぐらいからそういった様子が落ち着き、ボトム価格が安定するように変化しています。
先に落ち着いたと感じられたのは、214270のなのですが、8月頃からボトム価格が90万円台という様子になっています。
214270は、今年4月の段階で133万円というボトム価格だったわけですから、40万円近い値下がり状態ということになります。
それに対して、今回お伝えする216570は、214270と比べると、下げ幅が小さい様子となっています。
216570の黒文字盤は、今年4月の段階で約130万円というボトム価格だったわけですが、現在水準は約113万円という様子。下落額は約16万円と、214270と比べると、値下がり規模が弱い様子です。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年4月 の安値 |
2021年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
エクスプローラー2 黒文字盤 216570 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥1,305,600 | ¥1,138,000 | -167,600 | 87.16% |
今年4月の段階で130万円台という様子だった両者ですが、今ではエクスプローラーが90万円台であるのに対し、このエクスプローラー2が110万円台というように差が開いている状況であります。
どちらも、4月水準と比べると10万円以上という単位で値下がりしていることに変わりないため、感覚的には「どちらも同じように下落」となってしまうかもしれませんが、実際はエクスプローラー2のほうが小さい下落となっているのです。
その結果、216570は、他の旧6桁世代と比べて「そこまで安くない」というポジションに位置していることになるわけで、セラミックベゼル搭載モデルと同じぐらいの水準にとどまっているのです。
一方、214270のほうは、現在90万円台という様子ですから、旧6桁の中で最も安価というグループに属するということになっています。