90年代後半から2000年代にかけて生産されたシーマスターのチタン仕様。世代的にはロレックスの5桁リファレンスと被るモデルで、2001年頃の新品実売価格は約22万円です。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年7月 の安値(ヤフオク) |
2016年8月 の安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
シーマスター 300m チタン 2231.50 |
中古 | 1年 1ヶ月 |
¥189,000 | ¥178,000 | -11,000 | 94.18% |
2001年当時、高級腕時計の選択肢としてもっともポピュラーなのが、
の4ブランド。
これら4つは都心ではない地方のドンキホーテでも結構な種類が販売されていました。
大体の取り扱いと価格帯はというと、
ロレックス
- サブマリーナデイト
38万円
- エクスプローラ
41万円
オメガ
- シーマスター120m
13万円
- スピードマスタープロフェッショナル
24万円
- シーマスター300m
18万円
- シーマスター300mチタン
21万8000円
カルティエ
28万円
ブルガリ
16万円
という感じでした。
(現在のドンキホーテでは六本木店にでも行かない限りこういう高級腕時計を目にすることがなくなり残念であります。)
で、その頃の高級腕時計の選択肢ってドンキに限らず上記のラインナップが基本形。
初めて高級腕時計を買おうとしている多くの人がこの4ブランドから選んでいたと思います。
そして、その際チタンを選ぼうと思ったらこのオメガシーマスターぐらいしかなかったのです。
ちなみに、チタンって低アレルギーとか軽いという機能面よりも、ステンレスよりやや黒めの色合いを楽しむ、という趣旨でメーカー側もユーザー側も理解していたと思います。
実際、オーバーシーズのチタンベゼルとかパネライクロノグラフのチタンとステンレスのコンビなんてまさにデザイン的な側面からのチタン採用。
しかし、軽くて低アレルギーで腐食にも強いというチタンの腕時計は実用時計として、かなり重宝されるモノだと思います。
なのですが、時計においては「変わり種素材」という印象のためラインナップされるモノも少ない傾向にあります。
数少ないチタンの中で、シーマスター300は最も実用的な要素の強いモデル。
毎日ガンガン使うのにぴったりな選択肢でしょう。
しかも相場は結構安定。
値上がりは期待できないと思ったほうが良いですが、極端な値下がりもしないのでうまくいけば実質0円で楽しめるかもしれません。
というか、メインの時計として100万円以上のモノを持っているけど、大事に扱いたいという場合、サブにもってこいなのがこのシーマスター300m。
オメガの腕時計ってかなり本数が多めですが、このチタンモデル(2231.80)に関しては流通量が少なめ。
最近10万円台のオメガによく見られることなのが程度の良い物が減りつつあるという現象。
流通量が少ないだけに30万円台の時計と同じようなクオリティのモノは今後購入のハードルが上がるかもしれません。