2020年の夏頃から、特に目立った値動きとなっているロイヤルオーク。この1年間の動き方は、ノーチラス以上に派手といった感覚があります。
今回取り上げるのは、14790STの白文字盤ですが、このモデルは2020年まで、現在の動き方とは異なる値動きをしていました。
ロイヤルオークといえば、2020年よりも前の段階から「動いている」という傾向があったものの、そういったことに該当するのは15400STなど、近代的なモデルが主といった傾向でした。
14790STは、その2つ前のモデルにあたるわけですが、世代的にはノーチラス3800/1Aの後期モデル、黒文字盤などと同じです。
その世代の3針ロイヤルオークといえば、この14790STの他に、15000STがあったのですが、これらはともに2018年ぐらいの段階では、それほど動いていなかったのです。
むしろ、今の値動きを見ると、過去の様子は「ほとんど動いていなかった」という感想になるでしょう。
では、現時点でこの14790ST.OO.0789ST.10がどういった水準になっているかというと、約357万円であります。
前回この時計のことをお伝えしたのは、今年2月ですが、その時点では約246万円という様子でした。ですから、この7ヶ月間で110万円もの上昇という値動きになっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年2月 の安値 |
2021年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オーデマピゲ
ロイヤルオーク 14790ST.OO.0789ST.10 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥2,469,000 | ¥3,575,000 | 1,106,000 | 144.80% |
14790ST.OO.0789ST.10は、2018年8月の段階で135万円だったのですが、変化が見らるようになった2020年8月時点では、約167万円に上昇しています。
そして、その半年後である今年2月には約246万円に到達。その時点では、約79万円の上昇となっていました。
それから今にかけても同じような上昇が続き、先にお伝えしたように、2021年2月⇒9月の7ヶ月間では約110万円の上昇となっているのです。
その結果、今や14790ST.OO.0789ST.10は350万円台という水準に達し、かつてとは比べ物にならないぐらい高い水準となっています。
2020年夏頃までは、1年で10万円程度といった値動きをしていたような感覚だったのが、今や半年といった単位で100万円程度といった値動きをするようになったわけですが、こういったことは、ロイヤルオークの勢いが凄まじいということを象徴しているように感じます。