ブルガリの定番モデルといえば、ドンキホーテなどでよく見かけるため“ありがたみ”がないように感じます。特にブルガリブルガリやスポーツクロノ(現ディアゴノ)などに対してそういう印象を持つ方が多いと思います。
しかし、ブルガリブルガリやクロノグラフにはホワイトゴールドやプラチナを採用した一味違うモデルがあるのです。
イエローゴールドとは違い、ぱっと見た感じではステンレスの時計と変わらないため、そんなに高そうには見えないプラチナの高級モデル。
けれどもその地味な高級感を演出していたのがかつてのブルガリの良さだったのです。
特にこのプラチナケースのブルガリブルガリは、裏蓋がガラス製の所謂裏スケルトン仕様。当時のブルガリブルガリラインナップで唯一の裏スケ採用。
さらにこれまたシリーズで唯一のホールディングバックルを採用。ぱっと見た感じは白文字盤のブルガリブルガリにしか見えませんが、よく見ると特別なモデルなのです!
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2015年8月 の最安値(ヤフオク) |
2015年9月 の最安値(楽天) |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ブルガリ
ブルガリ・ブルガリ BB33PL (プラチナケース) |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥475,200 | ¥398,000 | -77,200 | 83.75% |
資料が手元になかったため、過去の具体的な流通価格が示せなくて申し訳ないのですが、最も腕時計が安くなったリーマンショック以降~2010年頃においても50万円以上の価格で取引されていた記憶があります。
また、この33mmメンズサイズが現行だった2000年代前半において革ベルト&ステンレスケースのブルガリブルガリが15万円ほどで取引されていた時期には80万円ほどの価格で取引されていたと思います。
(当時のブルガリブルガリといえば、33mmのステンレスケース&ステンレスブレスレットモデルが主流でドンキホーテなどで19万8000円で売っているのをよく見かけました)
2012年以降ロレックスやカルティエの価格が上昇している中で、ブルガリの値上がり率は良くありません。
逆にかつてのモデルは下落傾向といってもおかしくない状況です。
そして、この特別な、プラチナケースのブルガリブルガリもその例に入るのです。
33mmのメンズサイズ、という今となっては小ぶりなケースは腕に収まりがよく、私は非常にオシャレだと思います。
33mm、革ベルト、プラチナ、自動巻き。
さらに現在のジェラルド・ジェンタデザインからかけ離れているブルガリブルガリとは違い、美しいデザイン。
このブルガリブルガリ、40万円ほどという現在の価格だったら1本買っても良いな、と思わせてくれる時計です。