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現在相場考察

新品で買っても値上がり、PAM00279

2016年8月12日更新
オフィチーネパネライのPAM00279について斉藤由貴生が執筆。本記事では2011年8月の安値(ヤフオク)と2016年8月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この5年0ヶ月での変動は¥52,250だった。

ルミノールマリーナ チタン ブレスレット PAM00279についての考察(2016年8月)

2007年にデビューしたオールチタン製のPAM00279。パネライは他のメーカーと比較してチタンの採用に積極的。最初にチタン製のパネライとして2000年にデビューしたのはPAM00061PAM00061は革ベルト仕様ですが、PAM00279はブレスレット仕様。しかもこのブレスレット、パネライのリューズガードをモチーフにした独特のデザイン。以前はパネライのブレスレットといえばこのデザインだったのですが、近年は形状が変更されています。

オフィチーネパネライ ルミノール 44mm PAM00279(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2011年8月
の安値(ヤフオク)
2016年8月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ
チタン ブレスレット
PAM00279
新品 5年
0ヶ月
¥645,750 ¥698,000 52,250 108.09%

これ、新品で買っても値上がりという素晴らしい時計

値上がりの原因は、チタンという希少種だからかもしれません。

パネライの腕時計は、より古くより希少というのが高値の要素なのですが、この時計の場合「より古く」には当てはまりません。

「より古く」が当てはまるのはせいぜい2002年以前

2007年に発売開始というこの時計の場合、かなり新しい部類に入ります。

それにもかかわらずこの値上がり、立派だと思います。

やはり、

  • チタンという希少種で、
  • ブレスレットが選択可能で、
  • さらにリューズガードモチーフデザイン
  • という内容はグッときます。

    しかもパネライってサイズが大きいため重量も重くなりがち。

    筆者は44mm革ベルトでも結構重量を感じたため、ブレスレットとなると非常に重いはずだと思います。

    そこがチタンとなれば軽くなるため、つけ心地という実用面においても重宝する腕時計です。

    多くのパネライのブレスレット仕様に見られる通り、非裏スケの金属製裏蓋はつけ心地的にも寄与することでしょう。

    パネライのチタンモデルって若干黒っぽさが薄め

    この色合、非常にかっこ良いと思います。

    しかもその色合いに、いかにもパネライというデザインがぴったり当てはまる。

    チタンの時計って「いかにもチタン」というのが多く、それはそれで楽しいのですが、チタン枠の中である意味異色なこのパネライのチタンモデルは、それとは別の所有満足感なり使い勝手を提供してくれそうな1本です。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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