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現在相場考察

チタンの三雲スポーツ、オーデマピゲ『ロイヤルオーク オフショア』25721TI

2016年8月12日更新
オーデマピゲのクロノグラフについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2008年9月の安値(ヤフオク)と2016年8月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この7年11ヶ月での変動は¥582,000だった。

ロイヤルオーク オフショア チタン クロノグラフ 25721TIについての考察(2016年8月)

ロイヤルオークといえば、ノーチラスオーバーシーズと同じく三雲ブランドの「スポーツライン」です。三雲ブランドのスポーツラインはノーチラス/アクアノートロイヤルオークオーバーシーズの4つなのですが、70年代デビュー組90年代デビュー組に分かれます。90年代組なのがアクアノートオーバーシーズであり、このセグメントの腕時計に「チタン採用」なんていう新しいことを行うのはそっちかとおもいきや、なんとロイヤルオークが先行者

というより、今でもオールチタン製の腕時計って三雲ブランドではロイヤルオークしか無いと思われます。

(現在参考の腕時計がありません)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2008年9月
の安値(ヤフオク)
2016年8月
の安値(楽天)
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
オフショア
チタン クロノグラフ
25721TI
中古 7年
11ヶ月
¥1,298,000 ¥1,880,000 582,000 144.84%

近年、ベゼルにチタンを採用したオーバーシーズが出たり、ステンレスとチタンのコンビのピアジェポロが出るなど、雲上系価格帯のスポーツラインにおいても部分採用される傾向のあるチタン

そういう傾向になったのって、2009年頃だったりするのですが、ロイヤルオーク90年代からチタンモデルが存在します。

しかも、他のブランドと違い、90年代からすでにオールチタン仕様

ちなみに定価は約200万円、新品実売価格約140万円でした。

で、2008年9月の相場は約130万円とかつての新品価格とあまり変わりない状況。

100万円以上の価格帯で新品と中古の差が10万円とは非常に強い時計であると思います。

そしてそこからこの時計、なんと60万円以上の値上がりをしています。

三雲ブランドの腕時計でチタンが選べるのはこの時計ぐらい。

というか、チタンが選べるのって、

  • ブレゲトランスアトランティック
  • パネライルミノールマリーナ44mm
  • IWC
  • ウブロ
  • などに限られます。

    そんな数少ないオールチタンの時計において最高級のポジションなのがロイヤルオークオフショア

    チタン枠として最高峰、という非常に分かりやすい腕時計です。

    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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