サブマリーナが一斉モデルチェンジを受けたのは、2020年9月のこと。今現在は2021年9月ですから、早くも1年の月日が経過したといえます。
モデルチェンジした際、生産終了が発覚したサブマリーナは軒並み上昇。特に、最も派手な値動きとなっていたのが、緑サブ、116610LVであります。
116610LVは、生産終了発覚以前から、GMTマスター2の116710BLNRと競うような値動きとなっていました。116710BLNRは、2019年3月に生産終了となったわけですが、116610LVは、それと同じような水準になっていたのです。
ですから、116610LVは、生産終了以前から“生産終了並”の水準だったといえるわけですが、本当に生産終了した際、そこから更に高くなるという状況になったのです。
では、生産終了が発覚した際、116610LVはどういった水準に達したのか。その答えは、約229万円という水準であります。
しかし、一旦そのような水準にまで上昇したかと思いきや、その後116610LVはすぐに下落。約229万円だったのは2020年9月ですが、その1ヶ月後の10月には195万円となっていました。
そして、その後もそういったことは続き、2020年11月には約174万円にまで下落していたのです。
そんな116610LVですが、今年2021年になると回復傾向に転じます。5月には、約206万円。その際、200万円以上という価格帯に戻ったわけですが、7月にはさらに、約219万円にまで回復していました。
ただ、いずれの水準も、2020年9月の約229万円を“超える”ということはなく、2021年夏という時期になっても、依然として116610LVは、生産終了発覚直後の水準よりも安価という状況が続いていました。
そんな116610LVですが、2021年9月の今、なんと約234万円(ABランク以上)となっているのです。
これは、2020年9月の約229万円よりも“高い”ため、約1年という時を経て、ようやく『回復⇒値上がり』となったことになります。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年7月 の安値 |
2021年9月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
サブマリーナ 116610LV |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥2,199,800 | ¥2,346,000 | 146,200 | 106.65% |
今年、2021年は、様々な腕時計が上昇していると印象ですが、116610LVという人気モデルは、これまで「2020年9月水準よりも安い」という状況が続いていたわけです。
2021年夏になっても、116610LVは、2020年9月水準を超えない様子だったため、生産終了発覚後の水準は、少し高くなりすぎたのか、と思われたかもしれません。
しかしながら、そんな116610LVは、現在230万円台という様子。生産終了発覚直後の水準をしっかり超えたと同時に、これまでお伝えした水準としては初の230万円台という様子になっているのです。