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現在相場考察

【ショート】400万以上になった、アクアノート5066/1A-001

2021年9月28日更新
パテックフィリップのアクアノート5066/1A-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年12月の安値と2021年9月の安値を比較し現在相場を考察。この9ヶ月での変動は140万円の値上がりだった。

アクアノート 5066/1A-001についての考察(2021年9月)

第一世代のアクアノートには、ミディアムサイズの5066と、ラージの5065があります。

20年ほど前の段階では、あまり相場が変わらなかった両者ですが、少なくともこの10年ぐらいにおいては、5065のほうが高いという傾向になってます。

とはいえ、5065と5066のが「かなり離れる」ということはなく、どちらか一方が高くなったら、もう片方も同じように上昇するといった様子があったわけです。

しかし、2019年に5065/1A約348万円という様子になって以降、そういったバランスが崩れたといえたのです。

なぜなら、5065/1Aが値上がりする一方で、5066/1Aの変化が無かったからです。

実際、5065/1Aの上昇後も5066/1Aは、220万円台に位置していました。

そのため、筆者は、2019年頃において、知人に「どの腕時計が良い?」と聞かれた際、この5066/1Aを勧めていました。

さて、そういった状況だった5066/1Aは、現在どうなったのか。

その答えは、438万円という水準であります。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年12月
の安値
2021年9月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
アクアノート
5066/1A-001
中古 0年
9ヶ月
¥2,980,000 ¥4,380,000 1,400,000 146.98%

この5066/1Aは、2020年秋頃まで、220万円台、230万円台といった様子が続いていましたが、2020年12月に298万円にまで変化。

それ以降は、きっちり値動きするようになり、2019年以前と同じように、5065/1Aが値動きしたら、5066/1Aも値動きするといった状態に戻っているといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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