三大時計のスポーツモデルの中で、最も遅れて値動きしたのがオーバーシーズでありますが、その値動きが活発化したのが、まさに今年、2021年であります。
ただ、今年になってからの値動きは凄まじく、初代、2代目、3代目と、世代を問わず、全体的に派手に値動きしている傾向。2018年にロイヤルオークの値動きが活発した際、“一部のモデルだけが値動きする”という傾向がありましたが、オーバーシーズは全体的に派手に上昇しているといえます。
さて、そんなオーバーシーズの中で、今回お伝えするのは、初代のラージサイズの黒文字盤。
黒文字盤といっても、初代には、他の文字盤色と同じバーインデックスが採用された黒文字盤と、特徴的なアラビア数字の“変わり種”ともいえる黒文字盤がありますが、これは“変わり種”のほうであります。
この文字盤デザイン、初代のみの採用となっており、今となっては「レア」とも感じられる見た目。
そんな“変わり種”黒文字盤の現在水準はどうなっているかというと、やはり他の文字盤よりも評価されている様子です。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2018年5月 の安値 |
2021年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
オーバーシーズ 42052/423A-8894 |
中古 | 3年 5ヶ月 |
¥698,000 | ¥1,428,000 | 730,000 | 204.58% |
現在、この42052/423A-8894は、約142万円という様子。
前回お伝えしたのは、2018年5月ですが、その際の水準は、なんと約69万円でした。
ですから、このオーバーシーズ42052/423A-8894、この3年5ヶ月で73万円もの値上がりとなっているわけです。
2018年5月時点の本体価格が約69万円、この3年5ヶ月の値動きが73万円の上昇ですから、変動額が3年程前の本体価格を上回っているのです。