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現在相場考察

130万円台に回復、ラジオミールPAM00103

2021年10月22日更新
オフィチーネパネライのラジオミールPAM00103について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年4月の安値と2021年10月の安値を比較し現在相場を考察。この1年6ヶ月での変動は¥168,750だった。

ラジオミール PAM00103についての考察(2021年10月)

高級ラインだった時代のラジオミールの“通常モデル”といった立ち位置だったPAM00103

WGの62番が2001年デビューだったのに対し、こちらは2002年デビューとなっています。

現行当時は、同じモデルのWGとRGバリエーションといった感覚で、どちらも同じような入手難易度といった感覚でしたが、2010年代になると62番、つまりWGのほうが中古売出し個体が少ないという状況になっていました。

特に2017年頃には、そういった傾向が目立っていたといえますが、その反面、中古相場は62番のほうが安価となっています。

そういった相場序列は今でも変わらない様子ですが、不思議なことに、62番は2017年頃よりも中古売出し数が多くなっている様子があり、今ではこの103番のほうが出ることが少ないという変化があります。

ただ、それでもあまり相場は変わっていない様子。

この103番、2015年頃から2017年春頃までは値上がり傾向だったものの、2017年夏に値下がりしてから、ゆっくりと回復しているという状態。

2020年4月⇒2021年10月現在の様子を見ると、結構上昇したという印象になりますが、2017年水準にまではまだ回復していないという側面もあります。

本記事で参考とした中古腕時計

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OFFICINE PANERAI オフィチーネパネライ ラジオミール PAM00103 E番 自動巻き RADIOMIR

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年4月
の安値
2021年10月
の安値
変動額 残価率
オフィチーネパネライ
ラジオミール
PAM00103
中古 1年
6ヶ月
¥1,225,550 ¥1,394,300 168,750 113.77%

このPAM00103は、2016年から2017年にかけてかなり上昇する印象があり、2016年6月水準が138万円、2017年4月水準が約148万円となっていました。

しかし、その4ヶ月後の2017年8月になると、約106万円にまで下落。それからしばらく110万円以下という状態が続き、1年後の2018年9月になっても約107万円という状態でした。

ただ、2020年4月になると、103番は約122万円にまで回復。

そして、今回約139万円となったことにより、さらなる回復となっているのです。

その結果、103番は2016年6月水準並に回復。2017年4月水準までは届かないものの、103番水準としては、結構回復したといえる様子だといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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