腕時計投資新聞

腕時計の[買う・使う・売る]すべてを楽しむ専門サイト「腕時計投資ドットコム」
現在相場考察

ブランド力があるフランクは値上がり傾向、クレイジーアワーズ黒文字盤WG 5850CH

2015年9月25日更新
フランクミュラーのについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2009年12月の最安値(ヤフオク)と2015年9月の最安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この5年9ヶ月での変動は¥247,000だった。

クレイジーアワーズ WG 5850CH、黒文字盤についての考察(2015年9月)

先の記事でフランクミュラーは値上がり率が低くお買い得感が増していると書きましたが、このクレイジーアワーズに関しては結構値上がりしています

フランクミュラー、最近は人気が低下気味という印象がありますが、クレイジーアワーズに関しては“フランクミュラーらしい”エポックメイキングな時計だと思います。

ジャンピングアワーの機能をこんなにスタイリッシュに表現した、という事実はこの時計が発表された当時、多くの時計愛好家から賞賛のエールを受けていました。

フランクミュラー¥155,000〜¥17,800,000(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2009年12月
の最安値(ヤフオク)
2015年9月
の最安値(楽天)
変動額 残価率
フランクミュラー
クレイジーアワーズ WG
5850CH、黒文字盤
中古 5年
9ヶ月
¥803,000 ¥1,050,000 247,000 130.76%

2003年といえば村上隆氏がルイヴィトンのデザインを担当した年でもあります。色彩豊かな配色のルイヴィトン“マルチカラー”はこのクレイジーアワーズと同じような、ある種ファンキーな印象がありました。

Youtubeで探してみたら、村上隆氏がルイヴィトンデザインを担当した際のプロモーションビデオを発見。

このビデオ、現在売れっ子の細田守監督が作り、プロデュースをしたのはハイパーメディアクリエイターの高城剛氏とのこと。

村上隆、高城剛、細田守。なんとも不思議な、そして強烈なメンバーが関わった動画はこのクレイジーアワーズのように、“クレイジーな世界と高級ブランド”というマリアージュを奏でています。

2003年に提案されたクレイジーなコーディネートをするならば、時計はクレイジーアワーズ、鞄はルイヴィトンのマルチカラーが正解でしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
本コンテンツには、主観的評価、見解、想定における情報が含まれています。運営者及びコンテンツ提供者は、コンテンツ内容の正確性、確実性、完全性における保証を行いません。また、コンテンツ内容にかかわる損害・トラブル等に関する一切の責任を負いません。本サイトに記載されている情報は、特に断り書きがない限り、更新日時点での情報に基づいています。