ロレックスといえば、復刻モデルを作らない傾向がありますが、その系列であるチューダーが2010年頃、過去モデルのデザインを完全に復刻したといえるモデルを発売。それが、このヘリテージクロノです。
価格帯的に、オメガのスピードマスタープロフェッショナル(ムーンウォッチ)のライバルといったところですが、値動きといった観点ではムーンウォッチよりも地味といったところでした。
ムーンウォッチは、ここ5年ほど、ゆっくりではあるものの上昇するという傾向。3570.50の2016年水準は22万円程度でしたが、2021年の現在水準は約39万円といった様子。5年単位で見ると、結構上昇したといえます。
しかしながら、このヘリテージクロノグラフ70330Bは、2016年水準が約32万円、2019年水準が約37万円でした。ちなみに、3570.50の2019年水準は約30万円といったところです。
そんな70330Bですが、2021年の今、それなりに上昇するという様子を見せています。
70330Bの現在水準は、なんと約43万円というボトム価格になっているわけですが、これは「長きにわたって続いていた30万円台からの脱却」ということでもあります。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年10月 の安値 |
2021年10月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
チュードル
ヘリテージ クロノグラフ 70330B |
中古 | 2年 0ヶ月 |
¥378,000 | ¥438,000 | 60,000 | 115.87% |
今回、この70330Bが40万円台となったことを確認できたわけですが、2016年⇒2021年の値動きをスピードマスターの3570.50と比べると、以下のようになります。
3570.50
⇒17万円の上昇
70330B
⇒約11万円の上昇
70330Bは、今それなりに上昇したという印象がありますが、5年単位で見ると、やはり3570.50には勝てていないようです。