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現在相場考察

2017年水準よりも安価、ワールドタイム5110G-001

2021年11月4日更新
パテックフィリップのワールドタイム5110G-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年11月の安値と2021年11月の安値を比較し現在相場を考察。この4年0ヶ月での変動は28万2273円の値下がりだった。

ワールドタイム 5110G-001についての考察(2021年11月)

2021年は、これまで値動きしなかったようなモデルも含めて、多種多様な腕時計が動いている傾向があるといえます。

例えば、パテックフィップでは、長年目立って変動しなかった年次カレンダーカラトラバなどの多くのモデルが上昇している様子があるわけです。

しかし、そんな中、意外にも“例外”といった存在を見つけてしまいました。

それこそが、このワールドタイム5110G-001。これは、2000年に登場した、ワールドタイムの第一世代。(プチコン以降において)

2017年の段階で、300万円前後という水準に達していましたが、それからあまり大きく変わることがありませんでした。

ちなみに、この5110ワールドタイムは、全体的にそういった印象があり、記事ではプラチナの様子を何度か取り上げています。

そして、そんなプラチナの5110Pは、先日「久々に上昇」という2021年らしい値動きになっていることをお伝えしたわけですが、同じ5110でも、WGの5110G-0012017年水準よりも値下がり状態

2017年11月に約300万円という水準だった5110G-001は、2021年の今、約272万円で購入可能なのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年11月
の安値
2021年11月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ワールドタイム
5110G-001
中古 4年
0ヶ月
¥3,002,400 ¥2,720,127 -282,273 90.60%

2021年は、多くの腕時計が目立って上昇という様子がありますが、この5110G-001は、そんな中2017年水準よりも安価に購入可能な穴場的な1本といえるかと思います。

というよりも、筆者としては「2017年水準よりも安価」といった相場の腕時計は探せば当然あると思うのですが、それがこの5110G-001というのが意外でした。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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