2021年は、これまで値動きしなかったようなモデルも含めて、多種多様な腕時計が動いている傾向があるといえます。
例えば、パテックフィップでは、長年目立って変動しなかった年次カレンダーやカラトラバなどの多くのモデルが上昇している様子があるわけです。
しかし、そんな中、意外にも“例外”といった存在を見つけてしまいました。
それこそが、このワールドタイム5110G-001。これは、2000年に登場した、ワールドタイムの第一世代。(プチコン以降において)
2017年の段階で、300万円前後という水準に達していましたが、それからあまり大きく変わることがありませんでした。
ちなみに、この5110ワールドタイムは、全体的にそういった印象があり、記事ではプラチナの様子を何度か取り上げています。
そして、そんなプラチナの5110Pは、先日「久々に上昇」という2021年らしい値動きになっていることをお伝えしたわけですが、同じ5110でも、WGの5110G-001は2017年水準よりも値下がり状態。
2017年11月に約300万円という水準だった5110G-001は、2021年の今、約272万円で購入可能なのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2017年11月 の安値 |
2021年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
ワールドタイム 5110G-001 |
中古 | 4年 0ヶ月 |
¥3,002,400 | ¥2,720,127 | -282,273 | 90.60% |
2021年は、多くの腕時計が目立って上昇という様子がありますが、この5110G-001は、そんな中2017年水準よりも安価に購入可能な穴場的な1本といえるかと思います。
というよりも、筆者としては「2017年水準よりも安価」といった相場の腕時計は探せば当然あると思うのですが、それがこの5110G-001というのが意外でした。