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現在相場考察

RGの様子、カラトラバ5196R-001

2021年11月5日更新
パテックフィリップのカラトラバ5196R-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年12月の安値と2021年11月の安値を比較し現在相場を考察。この1年11ヶ月での変動は¥1,149,700だった。

カラトラバ 5196R-001についての考察(2021年11月)

5196が軒並み上昇している様子がありますが、YGの5196J-001は、10月時点で約277万円、WGの5196G-001は11月時点で約303万円というボトム価格に達していました。

これまで、YG、WGとK18の値動きを見てきたわけですが、最後の1つ、RGはどうなっているのでしょう。

もちろん、YGとWGが上昇しているということは、RGも高くなっているはず。ちなみに、以前の様子だと、RGは、WGやYGと比べると、抜きん出て高いという傾向がありました。

2019年12月時点で、RG、すなわち5196R-001185万円となっていましたが、同時期WGは約159万円といったところ。

やはり、RGは高かったのです。

そのため、今の5196水準を見ると、RGは随分高くなっていそうなところ。

しかしながら、その答えを見ると、意外にも5196R-001約299万円というボトム価格であります。

もちろん、これは、2019年12月水準と比べると、約114万円の上昇というように、結構な値上がり状態。

けれども、他の5196と比べると「抜きん出て高い」というわけではなく、実際、現在ボトム価格は、WGよりも安価という状態であります。

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年12月
の安値
2021年11月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
カラトラバ
5196R-001
中古 1年
11ヶ月
¥1,850,000 ¥2,999,700 1,149,700 162.15%

他のカラトラバを見ても、RG相場が高いという傾向がありますから、今5169R-001の状況は、やや意外といえます。

もちろん、過去と比べると随分な上昇であるため「凄い」という感想になるわけですが、他の5196と比べると「RGなのに、意外と価格帯が変わらない」という側面があるのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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