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現在相場考察

約4年ぶりに“数ヶ月で10万円”という動き、GMTマスター16700

2021年11月9日更新
ロレックスのGMTマスター16700について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年6月の安値と2021年11月の安値を比較し現在相場を考察。この0年5ヶ月での変動は¥133,320だった。

GMTマスター 青赤ベゼル 16700についての考察(2021年11月)

2018年頃まで活発な値動きが見られたGMTマスター16700。これは、「2」ではないほうのGMTマスターとして最後のモデルなのですが、2017年に特に評価されていた様子でした。

けれども、2018年中盤頃になると、それまで活発な動きを見せていたのが徐々に鈍化。2019年以降は、あまり動かない様子となり、そういった状態が2021年にかけても続いていたといえます。

実際、今年6月にこの16700の様子をお伝えした際の値動きは、2020年6月⇒2021年6月の1年で、約10万円の上昇といったところでした。

2020年6月⇒2021年6月という期間では、派手に上昇したモデルが多い傾向がある中で、1670010万円程度の動きに留まっていたわけです。

しかし、11月の今、そんな16700状況が変化している様子があります。

というのも、6月⇒11月現在にかけて、この1670010万円以上の値動きとなっているからです。

先のように、2020年6月⇒2021年6月の1年間で、1670010万円程度の値動きしかしていなかったわけですが、6月⇒11月の5ヶ月間では13万円程の上昇。これは、分かりやすい変化だと思います。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年6月
の安値
2021年11月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
GMTマスター
青赤ベゼル
16700
中古 0年
5ヶ月
¥1,164,680 ¥1,298,000 133,320 111.45%

今回、16700『数ヶ月単位で10万円以上の上昇』という値動きを見せたわけですが、このような動き方は久々だといえます。

過去の記事を見返すと、直近では2020年4月⇒6月で『2ヶ月で約10万円の上昇』というのがありますが、それは“緊急事態宣言⇒解除”に伴う回復であります。

そして、それより前を見てみると、『数ヶ月で10万円以上』となっていたのは、2017年5月⇒11月でした。

上記の期間は、下落からの回復ではなく、純粋な「上昇」であるわけですが、今回の値動きは2017年以来、約4年ぶりの『数ヶ月で10万円以上の上昇』という値動きであるのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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