2018年頃まで活発な値動きが見られたGMTマスターの16700。これは、「2」ではないほうのGMTマスターとして最後のモデルなのですが、2017年に特に評価されていた様子でした。
けれども、2018年中盤頃になると、それまで活発な動きを見せていたのが徐々に鈍化。2019年以降は、あまり動かない様子となり、そういった状態が2021年にかけても続いていたといえます。
実際、今年6月にこの16700の様子をお伝えした際の値動きは、2020年6月⇒2021年6月の1年で、約10万円の上昇といったところでした。
2020年6月⇒2021年6月という期間では、派手に上昇したモデルが多い傾向がある中で、16700は10万円程度の動きに留まっていたわけです。
しかし、11月の今、そんな16700の状況が変化している様子があります。
というのも、6月⇒11月現在にかけて、この16700が10万円以上の値動きとなっているからです。
先のように、2020年6月⇒2021年6月の1年間で、16700は10万円程度の値動きしかしていなかったわけですが、6月⇒11月の5ヶ月間では13万円程の上昇。これは、分かりやすい変化だと思います。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年6月 の安値 |
2021年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
GMTマスター 青赤ベゼル 16700 |
中古 | 0年 5ヶ月 |
¥1,164,680 | ¥1,298,000 | 133,320 | 111.45% |
今回、16700は『数ヶ月単位で10万円以上の上昇』という値動きを見せたわけですが、このような動き方は久々だといえます。
過去の記事を見返すと、直近では2020年4月⇒6月で『2ヶ月で約10万円の上昇』というのがありますが、それは“緊急事態宣言⇒解除”に伴う回復であります。
そして、それより前を見てみると、『数ヶ月で10万円以上』となっていたのは、2017年5月⇒11月でした。
上記の期間は、下落からの回復ではなく、純粋な「上昇」であるわけですが、今回の値動きは2017年以来、約4年ぶりの『数ヶ月で10万円以上の上昇』という値動きであるのです。