大人気モデルでありながら、値上がり難易度が高いオメガのスピードマスター3570.50。
通常、マニア受けするモデルと、初心者受けするモデルとでは、キャラクターが異なるのですが、この3570.50は、その両者から好まれるという稀有なモデルであります。
しかし、そういったことは、中古相場的には値動きしづらい要素。分かりやすくいえば「レア」という印象がないのです。
けれども、そういったハンディがありながらも、この3570.50は、年々上昇。2016年時点では22万円程度といった水準だったのが、2018年には30万円台に変化。
そして、3570.50の値動きは、現在にかけても続いているわけで、今回ついに40万円台に到達した状態となったのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年5月 の安値 |
2021年11月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オメガ
スピードマスター プロフェッショナル 3570.50 |
中古 | 0年 6ヶ月 |
¥382,800 | ¥415,800 | 33,000 | 108.62% |
3570.50は、2014年に後継モデルの311.30.42.30.01.005にバトンタッチされましたが、2017年頃の段階でも、新品が売られている姿をよく目にしました。
そして、その頃の新品実勢価格はおおよそ30万円程度といったところ。ちなみに、311.30.42.30.01.005も2016年頃、同じような価格帯でしたが、驚くことにAmazonでも販売されており、Primeで翌日届くという状態でした。
ですから、ムーンウォッチは、全くもって入手困難という印象がなかったわけですが、そうであるにも関わらず、現在3570.50の中古相場が40万円台という状況なのです。
ハンディがあるなかで、こういった値動きとなった3570.50は、人気モデルの底力を見せたように思います。