16523は、全デイトナの中で、“最も中古相場が安価”という傾向がありますが、それだけでなく、16520と比べてあまり値動きしない傾向があるなど、これまで「安価」という印象がありました。
とはいえ、そんな16523の「値動きしない」「安価」というイメージは、今や過去のもの。というのも、今年8月にもお伝えしたように、今や16523(白文字盤)は200万円以上という水準にまで上昇しているからです。
さて、今回はシャンパン文字盤の事例をお伝えするのですが、こちらは現在210万円という様子となっています。
本記事で参考とした中古腕時計
※広告が含まれる場合があります
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年5月 の安値 |
2021年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ シャンパン文字盤 16523 |
中古 | 0年 7ヶ月 |
¥1,816,600 | ¥2,100,000 | 283,400 | 115.60% |
今年5月時点では180万円台だったわけですから、7ヶ月で『180万円台⇒210万円台』という変化が起きたといえます。
そして、もう一つ興味深いのが、この210万円というボトム価格が、116523のそれを上回っているということです。
デイトナは、SSやYGの場合、116520よりも16520が高いという傾向があるわけですが、なぜだか、コンビだけは116523よりも16523のほうが安価という状況が長らく続いていたのです。
最初にそのことを指摘したのは、2016年のことでしたが、それから今に至るまで基本的に変わっていなかったといえます。
それが、現時点では、16523のボトム価格が116523のボトム価格を上回っているわけですから、珍しい現象となっている状況だといえます。