ロレックスの日本限定モデルといえば、この116000とターノグラフがあるわけですが、いずれも通常モデルよりも「かなり高い」といったイメージがあります。
しかしながら、オイスタパーペチュアルの116000の現在の様子を見ると、以前とは異なる立ち位置となっているのです。
というのもこの116000日本限定モデル、1年前と現在水準との差が「ほぼ無い」という状況だからです。
この1年といえば、多くのロレックスが「ガバッと上昇」するといった様子が見受けられたわけで、実際116000の“限定ではないモデル”については、結構な上昇をしています。(1年前ボトム価格が約48万円だったのが、現在では約72万円)
けれども、日本限定は1年前水準と現在水準がほぼ同じ。
その結果、相対的な116000日本限定モデルの立ち位置は、以前と比べて「それほど高くない」となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2020年12月 の安値 |
2021年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
オイスターパーペチュアル 日本限定 116000 |
中古 | 1年 0ヶ月 |
¥1,029,850 | ¥1,028,000 | -1,850 | 99.82% |
この116000は、見た目がエクスプローラーに似ているという点が、大きな人気要素となっているわけですが、かつては、6桁世代エクスプローラー(214270)と比べても「かなり高い」という価格帯に位置していました。
実は、2019年12月において、この116000日本限定モデルは、約101万円という水準だったのですが、当時214270(後期)は約72万円。前期に至っては約62万円だったのです。
ですから、2019年12月時点において116000日本限定は、214270よりも30万円―40万円ほど高いといった立ち位置だったということになります。
しかし、この116000日本限定は、現在水準が約102万円。1年前どころか、2年前から変わっていなかったのです。
そして、214270は2021年4月頃から「ガバッと上昇」したことによって、現在ボトム価格は約99万円(前期)という様子。後期については、110万円がボトム価格となっています。
となると、現在では116000日本限定よりも、214270後期のほうが高いという様子に変わってしまっているわけです。
また、214270前期と比べてもその差は3万円程度。2年前では39万円ほどの差だったことを考えると、かなり差が縮まったといえる状況であります。
以上のことから、私は今、この日本限定116000に非常に強い興味があるのです。