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現在相場考察

2年前よりも10万円ほど安い、ルミノールマリーナPAM00333

2021年12月10日更新
オフィチーネパネライのPAM00333について斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年11月の安値と2021年12月の安値を比較し現在相場を考察。この2年1ヶ月での変動は¥-100,750だった。

ルミノールマリーナ PAM00333についての考察(2021年12月)

PAM00050に見た目はそっくりだけれも、型番はPAM00333というこのモデル。何が違うのかというと、50番がSSなのに対し、この333番はチタンなのです。

2000年代(特に前半)のパネライ文脈からすると、チタンや青文字盤に対しては、基本とは少し違った要素を取り入れるといった傾向があったわけですが、この333番は50番をそのままチタン化した見た目となっています。

ですから、パネライのファンにとっては「かなりな意外性」を持ち合わせた1本。それだけでなく、生産年も2009年のみと、なにかと希少性を感じられる存在なのです。

そのため、中古相場は50番、51番などと比べて“結構高い”という位置。69番と比べても“高い”という価格帯でした。

実際、2019年11月時点では約64万円。当時、50番が約49万円、69番が約54万円だったわけですから、やはり“高い”という印象でした。

しかし、現在のPAM00333水準を見てみると、なんと約54万円という状況に変化。2年前と比べて、10万円ほどの下落となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年11月
の安値
2021年12月
の安値
変動額 残価率
オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ
PAM00333
中古 2年
1ヶ月
¥648,750 ¥548,000 -100,750 84.47%

なお、こういった値下がりとなっているため、69番(青文字盤)よりも安価かと思いきや、69番は現在、約52万円という様子。

かろうじて69番よりも高い位置となっていため、値下がりしたももの、他のブレスレットパネライに対しての価格序列は変わっていないといえる状態です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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