PAM00050に見た目はそっくりだけれも、型番はPAM00333というこのモデル。何が違うのかというと、50番がSSなのに対し、この333番はチタンなのです。
2000年代(特に前半)のパネライ文脈からすると、チタンや青文字盤に対しては、基本とは少し違った要素を取り入れるといった傾向があったわけですが、この333番は50番をそのままチタン化した見た目となっています。
ですから、パネライのファンにとっては「かなりな意外性」を持ち合わせた1本。それだけでなく、生産年も2009年のみと、なにかと希少性を感じられる存在なのです。
そのため、中古相場は50番、51番などと比べて“結構高い”という位置。69番と比べても“高い”という価格帯でした。
実際、2019年11月時点では約64万円。当時、50番が約49万円、69番が約54万円だったわけですから、やはり“高い”という印象でした。
しかし、現在のPAM00333水準を見てみると、なんと約54万円という状況に変化。2年前と比べて、10万円ほどの下落となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年11月 の安値 |
2021年12月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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オフィチーネパネライ
ルミノールマリーナ PAM00333 |
中古 | 2年 1ヶ月 |
¥648,750 | ¥548,000 | -100,750 | 84.47% |
なお、こういった値下がりとなっているため、69番(青文字盤)よりも安価かと思いきや、69番は現在、約52万円という様子。
かろうじて69番よりも高い位置となっていため、値下がりしたももの、他のブレスレットパネライに対しての価格序列は変わっていないといえる状態です。