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現在相場考察

高級腕時計といったらこれ、ロレックス『デイトナ』116520黒文字盤(D番)

2016年8月19日更新
ロレックスのデイトナ116520について斉藤由貴生が執筆。本記事では2011年12月の安値(ヤフオク)と2016年8月の安値(楽天)を比較し現在相場を考察。この4年8ヶ月での変動は¥336,840だった。

デイトナ 黒文字盤 116520についての考察(2016年8月)

ロレックスデイトナ、ステンレス、黒文字盤といえば「最強」の腕時計としていつの時代も君臨しています。市場ではプレミア価格が当たり前で、正規代理店への入荷は基本的になく数年待ちも当たり前のこの時計。2000年に16520から自社ムーブメントになり116520となってからも超人気時計という状態は変わっていません。

ロレックス デイトナ 116520¥2,800,000〜¥8,528,400(2024年11月21日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2011年12月
の安値(ヤフオク)
2016年8月
の安値(楽天)
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
黒文字盤
116520
中古 4年
8ヶ月
¥795,000 ¥1,131,840 336,840 142.37%

そして、腕時計投資的にも相場の動きが非常に分かりやすいのがこの時計。

例えば、2000年にデビューした直後は約200万円というプレミア価格も当たり前でした。

そしてその後は、安い時には100万円を切る相場、高い時には100万円以上と値動きの乱高下も非常に綺麗な線を描いています。

例えば、上記は同じくD番での比較ですが、2011年12月は80万円ぐらいがこの時計の相場。(流通量が非常に多く年式によって仕様違いもあったりするため、同じD番で比較)

そして最近は約110万円というのがこの時計の相場です。

これ、2007年とほぼ同じ

2007年も非常に腕時計が高い時期でしたが、その際118万円ぐらいが黒文字盤116520の相場です。

しかも数が多いこの時計、複数買いすればレバレッジ的なことが可能だったかも。

とはいえ、相場が安い時でも100万円ぐらいのエクスプローラと比べるとより多くの資本金が必要となるデイトナ

ただし、値上がり額は約30万円とリターンが大きいのも確かです。

今年2016年のバーゼルで2000年以来16年ぶりに新型となったステンレスのデイトナ

新型となったことにより116520の新品流通は順次なくなると思われますが、市場にはまだ存在しています。

ということで、通常生産終了となると値上がり傾向のロレックススポーツモデル。

ましてそれがデイトナとなるととんでもない値上がりとなるかとおもいきや、まだまだ値上がりとはなっていない模様です。

というか、110万円近辺という相場は昨年と比べると若干の値下がりとも思えます。

ただし、『デイトナ』。

油断は禁物です。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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