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腕時計百科事典

プラチナ|腕時計の基礎知識

2016年8月20日更新

プラチナは腕時計に使われる素材の1つである。主に腕時計に使われるプラチナは『Pt950』である。この950は千分率で表された95%分という意味。金の場合、K18という表記がよく使われるが同じく千分率で表すと750となる。95%がプラチナだが、強度を保つために残りの5%にパラジウムが使われることが一般的である。ただし、ロレックスはルテニウムを配合する。ルテニウムは万年筆のペン先やハードディスクの磁気ディスクにも使われる素材である。

日本語で『白金』はプラチナのことを指す。(ホワイトゴールドではない)

時計ラインナップの序列において、

金<プラチナ

という順序が一般的であるが、近年先物取引価格において金の相場がプラチナを上回っている。

しかし、腕時計相場においては新品中古を問わず依然としてプラチナ製の腕時計は高い水準をキープしている。

また、金とプラチナの序列について貴金属製品以外においても、それを象徴するのがアメリカンエクスプレスの会員グレードである。

緑<ゴールド<プラチナ

という順で高いブランド価値と年会費が発生する。

低アレルギー性について

プラチナや金が低アレルギー性であると言われることがあるが、プラチナや金そのものが低アレルギー性でもその他配合されている成分に着目する必要がある。金属アレルギーが起こる原因は、金属が溶けることが原因とされる。よって、溶けづらい金属ほど金属アレルギーを引き起こしづらいとされるが、プラチナと配合されるパラジウムは金属アレルギーを引き起こしやすい物質であるため金属アレルギーの人には要注意である。また、同じくパラジウムを含むホワイトゴールドも要注意である。

一方、溶けづらいルテニウムを配合したプラチナ950は低アレルギー性といわれる。

腕時計価格の位置づけ

以下は腕時計におけるプラチナの位置づけを分かりやすく表したものである。(100%正確な相関ではない)

ステンレス コンビ イエローゴールド ホワイトゴールド プラチナ
ローズゴールド・ピンクゴールド
50万円 80万円 240万円 250万円 350万円

上記はブレスレットが装着されブレスレットとケースが同一素材の腕時計を想定している。

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