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現在相場考察

過去水準と変わらない、ゴンドーロ5111G-001

2021年12月29日更新
パテックフィリップのゴンドーロ5111G-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2020年2月の安値と2021年12月の安値を比較し現在相場を考察。この1年10ヶ月での変動は¥7,500だった。

ゴンドーロ 5111G-001についての考察(2021年12月)

お知らせ

斉藤由貴生は、本を準備中のため、しばらくの間、短い文章でお伝えさせていただきます。

2021年といえば、数多くのパテックフィリップが上昇している様子がありますが、これまで「あまり値動きしない」という印象だったカラトラバを含めて、そういった傾向が見られます。

しかし、そんなパテックフィリップでも、まだ探せば「過去水準と変わらない」というお得感のあるモデルが存在。

それこそが、このゴンドーロ5111G-001です。

本記事で参考とした中古腕時計

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パテックフィリップ ゴンドーロ 5111G-001 WG/革 メンズ 手巻 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2020年2月
の安値
2021年12月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ゴンドーロ
5111G-001
中古 1年
10ヶ月
¥1,450,000 ¥1,457,500 7,500 100.52%

5111G-001は、2002年頃に登場したモデルで、世代的には5196と同じか、やや古いといった感じ。そこまで古いモデルではなく、ゴンドーロとしては「新しめ」といった見た目だといえます。

そのため、90年代頃までのゴンドーロカラトラバと比べると「新しい」という印象。ですから、現在のような「変わらない」という状況は、意外だと感じます。

なお、この5111G-001、過去に記事で取り上げた際も、「お得感がある」という内容であるのですが、少なくとも2017年1月からそういった状況が続いているといえます。

ちなみに、5111G-001の2017年1月水準は130万円。その後は、2019年2月に128万円、2020年2月に145万円となっています。

2020年2月時点では、「ようやく値動きするようになった」という表現になりましたが、それから2年近く経った現在までにかけて、「動かない」という様子が続いているといえます。

5196や3796といった、従来「派手な値動きをしない」といったモデルが、数十万円単位の上昇となっている現在において、このゴンドーロ5111G-001は、あまり値動きしていない稀有なパテックフィリップだといえるでしょう。

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この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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