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現在相場考察

1500万円台になった、ノーチラス5980/1A-001

2022年1月2日更新
パテックフィリップのノーチラス5980/1A-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年3月の安値と2022年1月の安値を比較し現在相場を考察。この0年10ヶ月での変動は¥3,060,000だった。

ノーチラス 5980/1A-001についての考察(2022年1月)

お知らせ

斉藤由貴生は、本を準備中のため、しばらくの間、短い文章でお伝えさせていただきます。

ノーチラス「数ヶ月で数十万円」というような活発な値動きを見せるようになったのは2017年からですが、2019年まで、最も激しい値動きをしていたのが、この5980/1Aであります。

2019年までにおいて、5711/1Aの値動きが目立っていたのはもちろんなのですが、5980/1Aについては、それとは桁が1つ違うといっても過言でないぐらいの変動幅でした。

しかし、2020年以降、5980/1Aの様子は一変。いずれの文字盤色も激しい値動きを見せないようになったのです。

ノーチラスといえば、2020年の緊急事態宣言時に下落してから2021年になるまで『回復⇒上昇』という様子を見せなかった経緯があります。

それが2021年になると、5711/1A600万円台⇒1000万円以上となるように「ガバッと上昇」したわけです。

けれども、この5980/1Aについては、2021年においてそのような現象が起こらず、依然として『回復⇒上昇』となる様子がありませんでした。

例えば、5980/1A-001は、2019年5月に『1000万円以上』という水準に到達したのですが、その際のボトム価格が1180万円でした。

これまで記事でお伝えした5980/1A-001の様子をお伝えすると以下のようになります。

  • 2018年12月の安値 ¥8,580,000
  • 2019年5月の安値 ¥11,800,000
  • 2019年11月の安値 ¥12,423,600
  • 2020年10月の安値 ¥11,150,000
  • 2021年3月の安値 ¥12,890,000
  • やはり2021年になっても、ようやく2019年水準にまで回復という程度だったわけです。

    5711/1Aなど他のノーチラスが2021年に「過去最高値大幅更新」となっていることを考慮すると、5980/1A-001は値動きしなくなったと表現できたといえます。

    しかしながら、そんな5980/1A-001は今、ようやく過去最高値更新という様子。つまり『回復⇒上昇』となっているのです。

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    本記事の価格比較

    腕時計 状態 期間 2021年3月
    の安値
    2022年1月
    の安値
    変動額 残価率
    パテックフィリップ
    ノーチラス
    5980/1A-001
    中古 0年
    10ヶ月
    ¥12,890,000 ¥15,950,000 3,060,000 123.74%

    5980/1A-001の現在水準は1595万円ですが、これは2021年3月水準を300万円以上も上回っているという状態です。

    5711/1Aのように「600万円台⇒1000万円以上」というド派手な動きをしたわけではないものの、ようやく値動きが上向きに戻ってきたといえます。

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    この記事の執筆者
    斉藤由貴生
    腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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