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腕時計特集

阿部泰治のパテック論 ~第89回~ 【パテックフィリップ】取り扱い実績ランキング(第十位~第六位)

2022年1月2日更新

みなさん、こんばんは。

最近はとても寒い日が続いておりますので、体調管理はしっかりとなさってください。

さて、おかげさまで2021年も【パテックフィリップ】の時計を、多数お取り扱いさせていただくことができました。その数なんと約200本!!本当にありがとうございます。

ということで、【パテックフィリップ】取り扱い実績ランキング(第十位~第六位)をお送りし、締めたいと思います。

取り扱いが多かったモデル=注目度も高いモデル

最後は気楽にお付き合いいただければと思います。

【目次】
◆ 第十位 『アニュアルカレンダー』クロノグラフ 18KWG 「Ref.5960/01G-001」
◆ 第九位 『アクアノート』 SS 「Ref.5065/1A-001
◆ 第八位 『アクアノート』 18KWG 「Ref.5168G-001
◆ 第七位 『ノーチラス』トラベルタイム クロノグラフ SS 「Ref.5990/1A-001
◆ 第六位 『ノーチラス』プチコンプリケーション 18KRG 「Ref.5712R-001
◆ まとめ

第十位
『アニュアルカレンダー』クロノグラフ 18KWG
「Ref.5960/01G-001」

2017年のバーゼルワールドで発表された、18KWG(ホワイトゴールド)ケースに革ベルト仕様の『アニュアルカレンダー』クロノグラフ「Ref.5960/01G-001」

マット調のネイビー文字盤に、【パテックフィリップ】ならではの上品なカーフストラップの組み合わせは、『カラトラバパイロット・トラベルタイム「Ref.5524G-001」を彷彿とさせます。何度かお伝えしておりますが、マット調のネイビー文字盤に、外周に白色で配されたメータースケール、赤色のクロノ針・積算計針と、デザイン性抜群の1本であると思います。

相場感は上がっておりますが、まだ緩やかではありますので、ご購入を検討されている方にはお早めに!とお伝えいたします。

第九位
アクアノート』 SS
「Ref.5065/1A-001

わずか一年という短命で終わった初代『アクアノート』「Ref.5060A」に変わって、1998年に登場した「Ref.5065/1A-001」。

こちらは、”ラージサイズ”と呼ばれていますが、実際のケース径は38mmと、今となってはやや小ぶりなサイズ感であります。文字盤は凹凸のはっきりしたデザインで、全体的にエッジが立っているゴツゴツしたブレスレット同様、良い意味で【パテックフィリップ】らしくない男臭さ溢れる武骨なモデルです。

販売したモノの中には、ケースサイド9時側側面に【TIFFANY&CO.】とイングレービングされた、特別なWネームモデルもございました。『アクアノート』人気はとどまることなく、最近は入荷も少なくなっております。

第八位
アクアノート』 18KWG
「Ref.5168G-001

2017年に『アクアノート』生誕20周年記念として発表された「Ref.5168G-001」。

こちらは、現行モデルのエクストララージサイズ「Ref.5167」よりもひと回り大きい42.2mmの”ジャンボサイズ”。ブラック・グラデーションのブルー文字盤と、ミッドナイトブルーの”トロピカルバンド”が大人の色気たっぷりで品格漂う仕上がりとなっております。

ここ数ヶ月で、相場が一気に急上昇しました。コミット銀座の販売価格を見ても、半年前と約1ヶ月前の価格差が、なんと200万円以上、、、人気、需要の高さが伺えますね。

第七位
ノーチラス』トラベルタイム クロノグラフ SS
「Ref.5990/1A-001

2014年に発表された、SS(ステンレススチール)ケースにトラベルタイムとクロノグラフ機構を搭載した『ノーチラス』 トラベルタイム クロノグラフ「Ref.5990/1A-001」。

こちらのモデルを初めて見た時、良い意味で『ノーチラス』らしさがなく、クールでカッコいい顔つきだと思いました。クロノグラフにトラベルタイムと、ケースに厚さもでるため、そのインパクトは抜群であります。大きさも相まって、海外の方にも非常に人気なモデルです。

そこまで出回りが多くないモデルですが、こちらも相場が顕著に上がっております。

第六位
ノーチラス』プチコンプリケーション 18KRG
「Ref.5712R-001

2006年『ノーチラス』生誕30周年記念モデルとして発表された、18KRG(ローズゴールド)ケースにアリゲーターストラップ仕様の「Ref.5712R-001」。

ブラック・ブラウン文字盤×18KRG(ローズゴールド)ケースの組み合わせは、華やかでありながらも落ち着いた印象も持ち合わせ、国内外問わず人気があります。

入荷すると、比較的短期間で販売に至っております。以前まではそこまで動きが活発なモデルではありませんでしたが、今年の『ノーチラス』需要は恐るべしですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

価格の高騰が顕著に表れていたSS(ステンレス)モデル以外もランクインしてきましたね。また、比較的古い年式~高年式のモデルまで幅広くランクインしており、【パテックフィリップ】自体の人気が上がってきているのかなとも感じられた結果であったと思います。

次回のパテック論でも引き続き、【パテックフィリップ】取り扱い実績ランキングをご紹介していきます。栄えある第一位に輝くのはどのモデルなのか、是非、皆さん予想した上で楽しみにお待ちください!

では、また!

この記事の執筆者
阿部泰治
コミット銀座 店主 銀座著名店で長きに渡り高級腕時計を取り扱い、2016年1月、コミット銀座を創業。 ロレックスやパテック・フィリップをはじめとした希少品やコレクターズアイテムを多数扱う実績を持つ。 時計本来の価値、時価を判断し、委託手数料の業界最安値水準を確立。
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