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現在相場考察

ついに1700万円台というステージ、ノーチラス5711/1A-010

2022年1月14日更新
パテックフィリップのノーチラス5711/1A-010について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年4月の安値と2022年1月の安値を比較し現在相場を考察。この0年9ヶ月での変動は¥2,402,000だった。

ノーチラス 5711/1A-010についての考察(2022年1月)

お知らせ

斉藤由貴生は、本を準備中のため、しばらくの間、短い文章でお伝えさせていただきます。

2017年以降、デイトナを脅かす程の存在感となったノーチラスですが、その中心的存在が、この5711/1A青文字盤だといえます。

5711/1Aの青文字盤には、5711/1A-001と-010があるのですが、それらまとめて5711/1A青文字盤』とするのが分かりやすいでしょう。-001と-010との差は、ブレスレットの造り等なのですが、差はわずかであり、相場も「常にどちらか一方が明らかに高い」というわけでもありません。

記事では、5711/1A-010のほうをお伝えしていますが、昨年2月に1000万円超えという水準に到達。

その際、800万円台(2021年1月)⇒1400万円台(2021年2月)となっていたわけで、「ド派手な上昇」を見せたといえます。

しかし、その後ノーチラスは派手な変動をみせることがなくなり、4月以降、やや下落した後、長らく「ほぼ変わらない」という様子が続いていました。

4月から5月にかけて、ボトム価格は、1500万円台、1300万円台、1200万円台などと乱れていたため、記事で伝えづらかったのですが、6月ごろからは1300万円前後がボトム価格といった状況が続いていたといえます。

2月時点で、ボトム価格が1450万円となっていたことを考えると、やや下落した状態が続いていた5711/1A-010ですが、2021年12月になると、再び1400万円台となったため、ようやく「回復」となっていました。

そんな5711/1A-010ですが、2022年の今、さらなる上昇といった様子に変化。

現在水準は1760万円となっており、ついに1700万円台というステージに突入したのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年4月
の安値
2022年1月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
5711/1A-010
中古 0年
9ヶ月
¥15,198,000 ¥17,600,000 2,402,000 115.80%

ノーチラス5711/1A-010は、2019年上半期といった時点で、700万円台でも「かなり高くなった」という印象がありました。

しかし、今や1760万円がボトム価格。つまり、“760万円+1000万円”であるわけです。

そうなると、「かなり高い」と思われた時期よりも1000万円高となっているわけですから、「高い」、「安い」といった判断は、個人の勘だけではできない時代だといえます。

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この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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