ステンレスのロイヤルオークで1000万円超えといえば、これまでエクストラシンのみといった印象でしたが、ついにそれとは異なる1000万円超えモデルが出現しました。
それこそが、15500ST.OO.1220ST.01。これは2019年に登場した15400STの後継で、現行のロイヤルオークであります。
ロイヤルオークのシンプルなモデルは、15202系が元祖に忠実、その他が近代的アレンジという構成となっていますが、この15500STは“元祖に忠実でない方”です。
基本的に、15202系が最も高い傾向となっていることが多いのですが、近年では、この15500STや15400ST、15300STといった“非15202系”の上昇が目立っており、異なる文字盤色同士の比較では、15202よりも15500のほうが高いといったことも珍しくありません。
特に、ロイヤルオークでは青文字盤が高い傾向があるため、青文字盤となると、15202STに匹敵する価格帯ということが珍しくありません。
今回、1000万円台となった15500STもまた、青文字盤であります。
さて、そんな青文字盤15500STの現在水準はどうなっているのでしょう。その答えは、1078万円。
15202STのエクストラシンが現在1075万円という状況ですから、もはや同等という水準となっているわけです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2019年8月 の安値 |
2022年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
オーデマピゲ
ロイヤルオーク 15500ST.OO.1220ST.01 |
中古 | 2年 5ヶ月 |
¥3,557,800 | ¥10,780,000 | 7,222,200 | 303.00% |
現行青文字盤とはいえ、15202系でないほうの青文字盤メンズサイズが1000万円以上となるのは、少し前までは「考えられないこと」だったといえます。
それどころか、15500ST.OO.1220ST.01の現在水準は、15202ST.OO.1240ST.01を3万円ほど上回っているわけです。
近頃の、15400STや15300STの急上昇からも、もはやロイヤルオークは、2針3針問わず、全体的にかなりな人気となっているように感じます。