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現在相場考察

1000万円超え、ロイヤルオーク15500ST.OO.1220ST.01

2022年1月25日更新
オーデマピゲのロイヤルオーク15500ST.OO.1220ST.01について斉藤由貴生が執筆。本記事では2019年8月の安値と2022年1月の安値を比較し現在相場を考察。この2年5ヶ月での変動は¥7,222,200だった。

ロイヤルオーク 15500ST.OO.1220ST.01についての考察(2022年1月)

ステンレスのロイヤルオーク1000万円超えといえば、これまでエクストラシンのみといった印象でしたが、ついにそれとは異なる1000万円超えモデルが出現しました。

それこそが、15500ST.OO.1220ST.01。これは2019年に登場した15400STの後継で、現行のロイヤルオークであります。

ロイヤルオークのシンプルなモデルは、15202系が元祖に忠実、その他が近代的アレンジという構成となっていますが、この15500STは“元祖に忠実でない方”です。

基本的に、15202系が最も高い傾向となっていることが多いのですが、近年では、この15500ST15400ST15300STといった“非15202系”の上昇が目立っており、異なる文字盤色同士の比較では、15202よりも15500のほうが高いといったことも珍しくありません。

特に、ロイヤルオークでは青文字盤が高い傾向があるため、青文字盤となると、15202STに匹敵する価格帯ということが珍しくありません。

今回、1000万円台となった15500STもまた、青文字盤であります。

さて、そんな青文字盤15500STの現在水準はどうなっているのでしょう。その答えは、1078万円

15202STのエクストラシンが現在1075万円という状況ですから、もはや同等という水準となっているわけです。

本記事で参考とした中古腕時計

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オーデマ・ピゲ AUDEMARS PIGUET ロイヤルオーク オートマティック 15500ST.OO.1220ST.01 ブルー文字盤 中古 腕時計 メンズ

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2019年8月
の安値
2022年1月
の安値
変動額 残価率
オーデマピゲ
ロイヤルオーク
15500ST.OO.1220ST.01
中古 2年
5ヶ月
¥3,557,800 ¥10,780,000 7,222,200 303.00%

現行青文字盤とはいえ、15202系でないほうの青文字盤メンズサイズが1000万円以上となるのは、少し前までは「考えられないこと」だったといえます。

それどころか、15500ST.OO.1220ST.01の現在水準は、15202ST.OO.1240ST.01を3万円ほど上回っているわけです。

近頃の、15400ST15300STの急上昇からも、もはやロイヤルオークは、2針3針問わず、全体的にかなりな人気となっているように感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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