2022年の今、人気モデルの多くが目立った上昇となっている様子がありますが、ノーチラスの値動きも目立っています。
ノーチラスといえば、2021年春までに5711/1Aが1000万円以上となるなど、派手な変動があった一方、5月以降はそれほど動かないという様子がありました。
それが2022年になって、再び2021年春頃のような“派手な変動”が見られるようになっているわけです。
特に、今回取り上げる5712/1A-001は、この1週間といった期間で「ものすごい上昇」となった様子。
5712/1A-001は、2021年12月時点で1500万円台でしたが、今月20日には1700万円台に上昇。その時点では、5711/1A青文字盤と同水準といった価格帯でした。
それが、今や2000万円以上という状況に変化。
5712/1A-001の現在水準は、なんと2288万円となっており、前回お伝えしたときよりも550万円も上昇しているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
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本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年1月 の安値 |
2022年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
パテックフィリップ
ノーチラス 5712/1A-001 |
中古 | 0年 0ヶ月 |
¥17,380,000 | ¥22,880,000 | 5,500,000 | 131.65% |
コンプリケーションの5712/1A-001は、本来3針の5711/1Aよりも上級な存在ですが、2017年頃から、中古相場においては、5711/1A青文字盤と同等か、5711/1A青文字盤よりも安価となっているケースが目立っていました。
それが、現在では、5711/1Aに大きな差をつけているという状況となっています。
2200万円台という水準は、少し前までは、激レアモデルの3712/1Aに対する価格帯といった印象でしたが、今や5712/1A-001がそういった価格帯となっていることに驚きます。
それと同時に、1週間程度で550万円もの上昇という値動きは、前代未聞だといえ、さらなるノーチラスの伝説が更新されたともいえるかと思います。