ここ2ヶ月、3ヶ月ぐらいの間、6桁世代ミルガウスでは、116400の上昇が目立っていました。
最も派手に上昇したのは白文字盤ですが、黒文字盤も上昇。その結果、2021年12月時点で、黒文字盤は150万円台に達していました。
それに対して、116400GVの黒文字盤はどうだったかというと、今年1月8日時点で約129万円という状態。116400黒文字盤よりも、数十万円単位で安かったのです。
しかし今、そんな116400GV黒文字盤が、目立った上昇という様子となっています。
1月27日現在、116400GV黒文字盤のボトム価格は約157万円という水準に達し、わずかながら116400黒文字盤よりも高い価格序列となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年1月 の安値 |
2022年1月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
ミルガウス 116400GV |
中古 | 0年 0ヶ月 |
¥1,298,000 | ¥1,573,000 | 275,000 | 121.19% |
ここのところ、2022年1月という期間内において、数十万円単位で上昇するモデルが目立っていますが、この116400GV黒文字盤もそういった値動きとなったことに驚きます。
というのも、“今月の初旬と下旬で数十万円単位の変動”という値動きをしているモデルは、いわゆる人気モデルといったキャラクターが多いからです。
この116400GV黒文字盤は、2007年のデビュー時こそ、デイトナ以上のプレミアム価格だった大人気モデルでしたが、近年は、そういった面影がなかったといえます。
実際、先月ぐらいまで、116400黒文字盤に大きな差をつけられていたわけで、6桁スポーツの中でも、そこまで動かない方とすらいえた状態でした。
ですから、116400GV黒文字盤が2022年1月という期間内において、数十万円単位の値動きとなったことは意外性があるわけです。
なお、この116400GV黒文字盤の現在水準は、2007年のデビュー時に届かないものの、リーマンショック前、すなわち2008年6月水準(新品実勢価格、安い順の5社平均値)=約158万円に迫る勢いとなっています。
2017年1月の値下がり考察記事をご覧になっていただければ、現在の約157万円という中古水準が、いかに感慨深い相場ということがお分かりいただけるかと思います。