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現在相場考察

こちらも2000万円台、ノーチラス5980/1A-001

2022年2月8日更新
パテックフィリップのノーチラス5980/1A-001について斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年1月の安値と2022年2月の安値を比較し現在相場を考察。この0年1ヶ月での変動は¥4,643,000だった。

ノーチラス 5980/1A-001についての考察(2022年2月)

今年になってからノーチラスの値動きが活発化していますが、3針以外の値動きはどうなっているのかと、やはり値上がり傾向となっている様子です。

先日お伝えしたように、コンプリケーション5712/1A-001は、1月22日時点で2000万円以上という水準に到達。その際、2200万円台となっていました。

では、クロノグラフはどうなっているのかと、5980/1A-001は、現在2059万円といったところ。やはり、こちらも2000万円台となっている様子です。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年1月
の安値
2022年2月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
5980/1A-001
中古 0年
1ヶ月
¥15,950,000 ¥20,593,000 4,643,000 129.11%

5980/1Aには、青文字盤の5980/1A-001の他に、黒文字盤の-014、白文字盤の-019がありますが、いずれも2019年頃まで、最も高いノーチラスといった印象でした。

5711/1A-0101000万円以上という水準になったのは、2021年になってからですが、この5980/1A-0012019年5月時点で1000万円以上という水準に達していたのです。

しかしながら、ここ2年ぐらいにおいて5980/1A系はいずれのモデルも、3針、5712/1A-001よりも安価といった状態が続いています。

今回、この5980/1A-001は、1ヶ月で464万円ほどの上昇という値動きになったものの、それでもなお5711/1A-0105712/1A-001よりも安い状態に変わりありません。

とはいうものの、5980/1A系には、気になる要素があるといえます。

それは、この個体以外の5980/1A-0013000万円近い状態となっている点です。実際、5980/1A-014は、すでにいずれの個体も3000万円台に達しています。

現時点では、価格帯の乖離が激しいため、3000万円台といった水準になったとは断言できない状態ではありますが、今後そういった水準が安定するか興味深い状態だといえます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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