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現在相場考察

白文字盤も2000万円以上、ノーチラス5711/1A-011

2022年2月7日更新
パテックフィリップのノーチラス5711/1A-011について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年8月の安値と2022年2月の安値を比較し現在相場を考察。この6ヶ月での変動は875万円の値上がりだった。

ノーチラス 5711/1A-011についての考察(2022年2月)

ノーチラス5711/1Aといえば、青文字盤が今年大幅上昇し、1月には1700万円台、2月には2700万円台というような値動きとなっています。

その一方で、同じ5711/1Aでも白文字盤、つまり5711/1A-011については、中古売出しが無かったため、どういった相場となっているかが不明な状況が続いていました。

しかし、今そんな白文字盤の中古が登場。

では、どういった水準となっているかというと、2123万円となっています。

本記事で参考とした中古腕時計

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【栄】パテックフィリップ ノーチラス 5711/1A-011 ホワイト文字盤 SS メンズ 腕時計

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年8月
の安値
2022年2月
の安値
変動額 残価率
パテックフィリップ
ノーチラス
5711/1A-011
中古 0年
6ヶ月
¥12,480,000 ¥21,230,000 8,750,000 170.11%

白文字盤も、青文字盤と同じように、2000万円以上という価格ステージに達しているわけですが、青文字盤よりも657万円安い状態です。

5711/1A青文字盤は、2021年1月から4月頃にかけて非常に目立った上昇を果たし、その際初めて「1000万円以上」という水準に達しました。

しかしながら、その後は目立った値動きをすることがなく、長らく1300万円前後といった状態が続いていたわけです。

青文字盤がそのような状態となったとき、白文字盤水準は、青文字盤以上となることもあったわけですが、いずれにしても、白文字盤と青文字盤は同じような価格帯に位置していたといえるでしょう。

なお、2020年の緊急事態宣言時にノーチラスが目立って下落した際も青文字盤と白文字盤はほぼ同水準、もしくは白文字盤のほうが高値という状態となっていました。

その一方で、青文字盤は、あるタイミングで急上昇するということがあるわけですが、そういったタイミングでは、白文字盤との相場差が広がる傾向があります。

ですから今のように、青文字盤が一気に上昇した際、白文字盤はその値動きに置いて置かれるといった状況となるのはこれまでの事例通りだといえます。

そしてまた、これまでの事例では、いずれ白文字盤は青文字盤と同じ水準になることが多いわけです。

そういった意味では、白文字盤水準が今後どうなるか非常に興味深いといえるでしょう。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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