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現在相場考察

110万円台に到達、ヨットマスター16622

2022年2月20日更新
ロレックスのヨットマスター16622について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年11月の安値と2022年2月の安値を比較し現在相場を考察。この3ヶ月での変動は12万7000円の値上がりだった。

ヨットマスター 16622についての考察(2022年2月)

以前から、ヨットマスター16622は、腕時計相場の動向を見る上で欠かせない存在である、ということをお伝えしていますが、その現在相場は、今、注目すべき状態になっています。

16622は、1999年に“基本的にYGモデルのみ”という展開だったヨットマスターにおいて、事実上のSSモデルとしてデビュー。そのため、新品時代から、長らく相対的に高い価格帯に位置していました。

その水準は、デイトナを除くコンビモデルよりも高値という傾向だったわけですが、アベノミクス以降は、そういった立ち位置ではなくなっています

そのため、昨年11月に「100万円以上」という水準になったときは、16622としては前代未聞に高い状態だといえたのです。

近頃は、100万円以上となっているSSロレックスは多いため、16622の相場変遷を知らないと、その凄さが分かりづらいかもしれません。しかし、16622の中古最安値が100万円以上になるということはそれまで、ありえないといっても過言ではなかったわけです。

さて、そんな16622ですが、それから3ヶ月が経過した今、その水準はなんと110万円台に到達。

さらに上昇しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年11月
の安値
2022年2月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
ヨットマスター
16622
中古 0年
3ヶ月
¥1,023,000 ¥1,150,000 127,000 112.41%

16622相場を注意すべき」ということについては、詳しくは私の著書、『データでわかる腕時計投資の正解』に書いたので、そちらを読んでいただけばと思います。

2022年といえば、多くのモデルが目立って上昇となっているわけですが、この110万円台という16622の今の様子は、まさにそういったことを示すかのような状態だと感じます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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