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現在相場考察

メテオライト文字盤は790万円台という状態、デイトナ116519

2022年3月3日更新
ロレックスのデイトナ116519について斉藤由貴生が執筆。本記事では2021年9月の安値と2022年3月の安値を比較し現在相場を考察。この0年6ヶ月での変動は¥2,997,200だった。

デイトナ メテオライト文字盤 116519についての考察(2022年3月)

2003年のデビュー時から「特別なデイトナ」という印象がある、116519メテオライト文字盤ですが、2010年代の中古相場は、それほど強くない傾向がありました。

特に2017年は、16520などが目立った上昇を見せていたわけですが、この116519メテオライト文字盤の値動きは地味。かつての特別感はどこへやらといった感覚でした。

しかし、そんなメテオライト文字盤は、2021年からしっかりとした評価をされるように変化しています。

2021年1月に、約343万円となった116519メテオライト文字盤は、同年9月には498万円にまで上昇。その際、8ヶ月で約154万円の値上がりとなっていました。

そして、2022年も、この116519メテオライト文字盤の強さは健在。現在水準は、なんと約797万円に達しているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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ROLEX ロレックス デイトナ 116519 Y番 Meteorite

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2021年9月
の安値
2022年3月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
メテオライト文字盤
116519
中古 0年
6ヶ月
¥4,980,000 ¥7,977,200 2,997,200 160.18%

116519メテオライト文字盤は、490万円台になったとき「かなりな上昇」という驚きがありましたが、その相場は今や790万円台という状態に変化しているのです。

こういった事例から思うのは、「一旦評価されると、拍車がかかる」ということと、「底力があるモデルでも、その良さが再確認されるまでには時間がかかる」ということだと思います。

実際、この116519メテオライト文字盤は、2003年の登場時に、かなり目立った存在だった一方、2010年代中盤頃の中古相場は、他のデイトナと比べてそこまで高いというわけではなく、値動きも地味。

それが、2021年から目立った値動き起きるようになると、その後は“8ヶ月で約154万円の上昇”(2021年1月⇒9月)といったことや、今回のように“6ヶ月で約299万円の上昇”という値動きとなるわけです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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