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現在相場考察

2ヶ月で792万円の上昇だが、デイトナ116506A

2022年3月4日更新
ロレックスのデイトナ116506Aについて斉藤由貴生が執筆。本記事では2022年1月の安値と2022年3月の安値を比較し現在相場を考察。この0年2ヶ月での変動は¥7,920,000だった。

デイトナ 116506Aについての考察(2022年3月)

2022年といえば、“ガバっと上昇”という値動きがもはや珍しくもないほど、多くのモデルにおいて値上がりが目立っているといえます。

そういった値動きは人気モデル等を問わず、多くのモデルで起こっているといえますが、「人気かつ高値」という場合、その値動きは凄い状態となっています。

その代表例といえる存在が、ノーチラスデイトナであるわけですが、この116506Aは、まさにそれらの代表例といった存在です。

さて、この116506A、今年1月時点では1738万円でしたが、現在水準はどうなっているかと、なんと2530万円となっています。

ロレックス デイトナ 116506A¥16,530,000〜¥19,404,000(2024年11月20日現在)

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2022年1月
の安値
2022年3月
の安値
変動額 残価率
ロレックス
デイトナ
116506A
中古 0年
2ヶ月
¥17,380,000 ¥25,300,000 7,920,000 145.57%

この2ヶ月間の値動きは792万円の上昇。凄まじい値動きであるわけですが、こういった値動きも、最近は『珍しくない』とすらいえてしまうため、特に「驚く」というわけでもありません。

なお、この2530万円という116506Aには、別の意味での「驚く」に値する視点が存在。

それは何かというと、ノーチラス相場との関係です。

この116506Aは、“プラチナ”、“バケットダイヤ”、“デイトナ”という組み合わせだけあって、基本的に5711/1A-010よりも高い相場となっています。

また、1000万円以上となったタイミングも、116506A2020年8月なのに対し、5711/1A-0102021年2月になってから。5711/1A「1000万円以上」というタイミングは、116506のほう(Aではない)と同じであります。

それが、現在水準を見てみるとこの116506Aよりも、5711/1A-010のほうが高いわけです。

116506Aは、『2ヶ月で792万円の上昇』という凄まじい値動きをしたものの、実はノーチラス5711/1A-010と価格序列が逆転してしまった」という側面がある状況となっているのです。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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