2022年といえば、“ガバっと上昇”という値動きがもはや珍しくもないほど、多くのモデルにおいて値上がりが目立っているといえます。
そういった値動きは人気モデル等を問わず、多くのモデルで起こっているといえますが、「人気かつ高値」という場合、その値動きは凄い状態となっています。
その代表例といえる存在が、ノーチラスやデイトナであるわけですが、この116506Aは、まさにそれらの代表例といった存在です。
さて、この116506A、今年1月時点では1738万円でしたが、現在水準はどうなっているかと、なんと2530万円となっています。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年1月 の安値 |
2022年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
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ロレックス
デイトナ 116506A |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥17,380,000 | ¥25,300,000 | 7,920,000 | 145.57% |
この2ヶ月間の値動きは792万円の上昇。凄まじい値動きであるわけですが、こういった値動きも、最近は『珍しくない』とすらいえてしまうため、特に「驚く」というわけでもありません。
なお、この2530万円という116506Aには、別の意味での「驚く」に値する視点が存在。
それは何かというと、ノーチラス相場との関係です。
この116506Aは、“プラチナ”、“バケットダイヤ”、“デイトナ”という組み合わせだけあって、基本的に5711/1A-010よりも高い相場となっています。
また、1000万円以上となったタイミングも、116506Aが2020年8月なのに対し、5711/1A-010は2021年2月になってから。5711/1Aの「1000万円以上」というタイミングは、116506のほう(Aではない)と同じであります。
それが、現在水準を見てみるとこの116506Aよりも、5711/1A-010のほうが高いわけです。
116506Aは、『2ヶ月で792万円の上昇』という凄まじい値動きをしたものの、実は「ノーチラス5711/1A-010と価格序列が逆転してしまった」という側面がある状況となっているのです。