2022年になってから、人気モデルを筆頭に、多くの腕時計が目立って上昇する傾向となっていましたが、ここ最近は、そういった上昇傾向は鈍化したといえる様子があります。
例えば、デイトナ116500LN、GMTマスター2 116710BLNR、ミルガウス116400などは、ここ数週間目立った値動きがなく、現在ボトム価格は、2月水準と比べてやや下落気味であります。
下落といっても、例えば116710BLNRの場合、266万円⇒258万円という変化。また、2月水準よりも安価なのは、1番目に安い個体と2番目に安い個体のみで、その他は2月水準以上という状態です。
このような下落幅かつ、2月水準よりも安価な個体が少ないことから、現在の様子を『値下がり状態』というのは、オーバーな表現になってしまうでしょう。
むしろ、現在の様子は『値動きしなくなった』という状態。あえて、オーバーな表現をしなくとも、「1月、2月と続いた“超上昇トレンド”が落ち着いた」というだけで大きなインパクトがあります。
しかしながら、そういった状況の中でも、実は値動きしているモデルは存在します。
それこそが、この緑サブ116610LVなのですが、3月の今においても、それなりに上昇しているのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年1月 の安値 |
2022年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
サブマリーナ 116610LV |
中古 | 0年 2ヶ月 |
¥3,399,000 | ¥3,567,960 | 168,960 | 104.97% |
今年1月において、330万円台だった116610LVですが、2月にそこまで変化がなかった状態を経て、3月の今、350万円台にまで上昇している様子があるのです。
116610LVのボトム価格は、1月時点で約339万円。3月現在では、約356万円ですから、この2ヶ月における変動額は約16万円の上昇となります。
今年1月時点で116610LVは、『1週間で60万円もの上昇』という値動きとなっていたため、それと比べると、今回の値動きはだいぶ地味ではあります。