2022年の1月、2月はものすごい上昇傾向が見られたものの、3月2週目ぐらいになると、その勢いは鈍化。今では、2月までの勢いは感じられない状態です。
例えば筆者は、2月の段階では、取り上げよう思っていた個体が記事準備中に売り切れということを何度も経験したのですが、ここ1週間、2週間ぐらいの間は、そういったことに出くわさなくなっています。
ただ、今の状態は、決して上昇から下落に変わったというわけではなく、2月まで続いた、“ものすごく勢いがある状態”が収束した、ということだと思います。
むしろ、今の状態は、通常時に戻ったわけで、数週間ぐらい値動きしないということは、普通のことだといえます。
さて、そんな今の状況ではありますが、先日でもお伝えしたように、上昇傾向となっているモデルはきちんと存在します。
今回お伝えするのは、現行オーバーシーズの青文字盤、4500V/110A-B128ですが、これは1ヶ月前と比べて、結構な上昇となっているのです。
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年2月 の安値 |
2022年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ヴァシュロンコンスタンタン
オーバーシーズ 4500V/110A-B128 |
中古 | 0年 1ヶ月 |
¥7,341,840 | ¥8,980,000 | 1,638,160 | 122.31% |
4500V/110A-B128を2月にお伝えしたときは、約734万円でしたが、現在ではなんと898万円にまで上昇。
この1ヶ月間での値動きは、なんと約163万円の上昇であります。
このオーバーシーズの値動きは、まさに今年1月、2月のような派手さがあるわけで、昨日の緑サブの上昇事例とは異なり“派手な値動き”だといえます。
ではなぜ、この4500V/110A-B128が、今これほど派手な上昇となっているのかというと、それは、オーバーシーズが遅れて値動きする傾向があるからでしょう。
オーバーシーズは、ノーチラス等よりも後に値動きする傾向があるわけですが、分かりやすくいえば、『他のモデルで2月に起こったような値動きが、1ヶ月遅れで今起きている』ということだと思います。
もしも、今後も、オーバーシーズが引き続き値動きしたならば、その時初めて、「ノーチラスよりも凄い値動き」という表現ができるといえます。