Dバックルとは革ベルトの留め金の1種である。「ホールディングバックル」や「フォールディングバックル」と呼ばれることもあるが同一のモノを指す。Dバックルは英語では「Deployment Buckle」(展開するバックル)という。Dバックルの「D」はこのDeploymentの頭文字である。
Dバックルは主により高級なモデルに装着される傾向がある。革ベルトのバックルとして身近なのが「ピンバックル」であるが、ピンバックルは一般モデル、より高いモデルにDバックルという差別化を行うブランドが多い。
たとえばブルガリは、ステンレスモデルにはピンバックル、プラチナモデルにはDバックルを使用する。
また、パテックフィリップもカラトラバにおいてより安価(といっても100万円以上するが)なモデルにはピンバックル、より高級なものにはDバックルという差をつけている。
Dバックルの種類には三ツ折タイプや観音開きなど数種類のタイプが存在する。
社外品について
革ベルトは社外品を使うことは一般的であるが、バックルについては社外品を使うことは一般的ではない。例えば、ピンバックルをDバックル仕様にしたいからといって社外品のDバックルを装着するとマイナス評価になる場合が多い。ただし、メーカー純正品のDバックルを入手して装着した場合はその限りでない。