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現在相場考察

びっくりな水準、スピードマスター311.32.42.30.04.003

2022年3月20日更新
オメガのスピードマスター311.32.42.30.04.003について斉藤由貴生が執筆。本記事では2017年7月の安値と2022年3月の安値を比較し現在相場を考察。この4年8ヶ月での変動は382万円の値上がりだった。

スピードマスター スヌーピーアワード 311.32.42.30.04.003についての考察(2022年3月)

オメガといえば、限定モデルが評価される傾向にありますが、そんな限定モデルの中でも「ものすごい価格帯」となっているのが、このスヌーピーアワード311.32.42.30.04.003であります。

スヌーピーといえば、3570.50のスヌーピー版ともいえる3578.51が思い浮かびますが、この311.32.42.30.04.003については、それとは比べ物にならないぐらい高値という状態であるのです。

では、現在、この311.32.42.30.04.003がどういった状態になっているのかというと、なんと550万円。もはや、ロレックスもびっくりな水準となっているのです。

本記事で参考とした中古腕時計

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オメガ スピードマスター スヌーピー アワード311.32.42.30.04.003 【世界限定1970本】 OMEGA 未使用品メンズ 腕時計 送料無料

本記事の価格比較

腕時計 状態 期間 2017年7月
の安値
2022年3月
の安値
変動額 残価率
オメガ
スピードマスター
スヌーピーアワード
311.32.42.30.04.003
中古 4年
8ヶ月
¥1,680,000 ¥5,500,000 3,820,000 327.38%

311.32.42.30.04.003は、2015年に1970本限定で販売されたモデル。定価は83万円程度だったようですが、その頃から“入手困難”となっていたかは不明であります。

2015年時点の相場は不明だったものの、2017年の中古相場は170万円台に到達。SSオメガとしては異例な価格だといえます。

そして、その後も311.32.42.30.04.003は上昇し、2018年には200万円以上、2020年には300万円超えとなっていました。

ですから、この311.32.42.30.04.003は、これまで派手な上昇傾向をしていたわけで、今回の550万円という水準は、その延長線上にあるといえるわけです。

なお、今回の個体は未使用品ですが、他の中古個体はこれよりも価格が上。311.32.42.30.04.003全体のボトム価格が、たまたま現在未使用品というわけで、これを相場として差し支えないといえます。

近頃、限定モデルを中心に、派手な変動があることを認知されているオメガでありますが、この311.32.42.30.04.003のように、ロレックスパテックフィリップもびっくりなほどの値動きをするモデルもある、ということに驚きます。

この記事の執筆者
斉藤由貴生
腕時計投資家。著書:『腕時計投資のすすめ(イカロス出版)』『もう新品は買うな(扶桑社)』連載:本サイト以外に『日刊SPA!』『POWER Watch』その他『日経マネー』など多数露出。
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