日本では、スギちゃんが「とんねるずの買うシリーズ」で購入した時計として知られている、デイトナ116598SACO。
116598SACOは、「デイトナレパード」と呼ばれるとおり、文字盤とストラップが「レパード柄」であるわけですが、こういった要素はロレックスとしては異例だといえます。
異例だからこそ、コレクター目線では「興味深い1本」という側面があるわけで、これまでの中古相場はなかなかな動きがあったといえます。
一見すると、ド派手なデイトナ116598SACO。“ネタ”ともいえてしまうほどインパクトがあるわけですが、それを番組で自ら購入したスギちゃんは、「まさか将来これが値上がりする」とは思いもしなかったことでしょう。
しかし、2021年7月に、116598SACOの中古相場は938万円となっており、その時点でスギちゃん購入額を上回るという状態を達成。スギちゃんの購入額は648万円(新品並行品)ということですが、300万円程度の値上がり状態だったといえます。
そして今、116598SACOは、さらにすごい状態へと変化。現在水準はなんと2090万円となっているのです。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2021年7月 の安値 |
2022年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
デイトナ 116598SACO |
中古 | 0年 8ヶ月 |
¥9,380,000 | ¥20,900,000 | 11,520,000 | 222.81% |
2022年の年始といえば、ド派手な上昇という様子があったわけですが、3月の今となっては、「下落」「停滞」「上昇」が入り交じるという前代未聞の状態となっています。
116598SACOは、昨年11月時点で1000万円超えとなった後、今年1月には1300万円台⇒1400万円台⇒1600万円台というように上昇。そして、2月後半に現在の水準となっています。
ただ、この2000万円以上という水準が安定するかが不明だったため、しばらく様子を見てから、今回記事化した次第です。
スギちゃんが、もしもこの116598SACOを「売る」という決断をした場合、おそらく現在の売値のような2000万円台といった査定額は難しいでしょうが、これまでの相場を見る限り、1000万円以上といった額は提示されても不思議でないと思います。
そういった意味では、本人が自覚するか否かは別として、「スギちゃんは腕時計投資に成功した」といえるわけです。