昨日、新型が発表されたエアキング。
新型、126900の登場で、2016年にデビューした116900は生産終了になったわけですが、その現在相場はどうなっているのでしょう。
ここ5年ぐらいにおいて『生産終了』となったロレックスは、“値上がりする”ものと“値上がりしない”ものとに分かれるといえますが、値上がりする傾向となるのは、見た目の変更が大きいモデルチェンジだといえます。
では、今回の116900⇒126900の主な見た目の変更点は「どこ」なのかというと、リューズガードがあるか否か、といえるでしょう。
これは、「見た目があまり変化しなかった」といえる反面、リューズガードというこれまでなかった要素がついたのは、ある意味「大きな差」ともいえます。
例えば、エクスプローラーや黒サブの場合、見た目の変化(旧6桁⇒現行)はそこまで感じないものの、ケースサイズが変化したことが「大きな差」といえます。
そのため、それらモデルは、生産終了発覚後に上昇したという経緯があります。
新型デビューからまだ1日程度しか時間が経っていないものの、それなりに新作発表の「影響」があるといえる状態です。
本記事で参考とした中古腕時計
本記事の価格比較
腕時計 | 状態 | 期間 | 2022年3月 の安値 |
2022年3月 の安値 |
変動額 | 残価率 |
---|---|---|---|---|---|---|
ロレックス
エアキング 116900 |
中古 | 0年 0ヶ月 |
¥1,534,500 | ¥1,394,723 | -139,777 | 90.89% |
この116900、実は今月中旬、それなりに下落していたため、3月上旬水準と比較すると、新作発表後の現在水準は、『下落』であります。
しかしながら、新作発表後、116900のボトムに位置していた個体が軒並み売切れという状況になっており、ボトム価格の水準は、1日で10万円近くも上昇したのです。
3月上旬から、『下落気味』という状態であるため、非常に分かりづらい値動きではあるのですが、一言でいうならば「下落傾向だったのが、生産終了発覚によって、上昇に転じた」といったところだと思います。
ただ、2018年のシードゥエラーディープシーのように、生産終了発覚に一旦高くなったものの、その後“生産終了発覚前水準に戻る”という例もあるため、今回の116900がどうなるかは、あと数ヶ月時間が経たないと分からないともいえます。